オーエル3 (ページ8)

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潤「まだあいつ帰って来てねぇの?」

雅「あいつ?」

潤「A」

雅「あぁ、まだじゃない?大ちゃんも居ないね」

潤「なんだよ～」

この間食ったアイスに新しい味出たから買って来たのに..

ま、いいや

他の奴に食べられないように隠しとくか..

てか翔さんまで居ないし

今日結構過疎ってんな..

雅「今日翔ちゃん帰らないって」

潤「はっ、珍し。明日仕事休みなの?」

雅「さぁ～？ほら」

“ごめん今日帰れないから夕飯要らない”

翔さんと雅紀のトーク画面に浮かぶ文字

王手で働いてるだけあってきっちり定時に上がって帰ってくることが多い翔さん

だから夜は大体家にいるんのに、、

ま、いいけど

あー、早くあいつ帰ってこねぇかな..

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智「まだ～？」

「ゴミ捨ててくる笑」

智「もう～、なおっさんAあんまり働かせすぎないでよ～」

直「うるせぇ閉店だから外で待っとけ」

智「ひでぇ..泣」

結局最後までカウンター席に座ってちょこんと待ってた大野くん

締め作業を全て終えて戻ると、それはそれは退屈そうにテーブルに顔を乗せてスマホを突いていた

「お待たせ..笑」

智「待ちくたびれた..」

「ごめんね、帰ろ?」

立ち上がった大野くんと一緒に、直人さんに挨拶して店を出た

「なんか新鮮だな～大野くんとこうやって歩くの」

智「俺今超幸せ～」

「そんな大袈裟な..笑」

智「幸せだよ?好きな女の子と一緒に歩いてんだもん」

「え?笑」

私の方を見るわけでもなく、何か世間話でもするようなノリでそんなこと言うから、

大野くんがどういうつもりで言ってるのか全く読めなかった

だから私も笑いながら、なんとなくそれを聞き流していた