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休日
せっかくのお休みなのに起きたのは朝7時
昼まで寝るつもりだったのにな
もう一度目を瞑っても全然眠れず、体も痛くなってきたので仕方なく起き上がった
下に降りて顔を洗い顔を上げると、鏡に映る自分と目が合う
もう少し目が大きかったら、
鼻が高かったら、
肌が白かったら、
栞さんはその全てを持ってる
私にはないものを...全部...
「....はぁ」
やだなぁ、朝から
潤「幸せもーらい」
「わっ、びっくりした」
潤「朝から何でかいため息ついてんの」
「....潤くんもイケメンだからなぁ」
もっと美人に生まれたかったなぁ
神様来世は色白の透明感あふれる美女にしてください....!!!
潤「何してんの」
「ううん、なんでもない」
いつの間にか胸の前で手を合わせ拝む私を不思議そうに潤くんが見る
和「うわ、人口密度たか」
「おはよ〜」
潤「ちょ、顔洗わせて」
「あ、ごめん」
今日は2人とも朝からか...
和「今日休みじゃなかった?」
「目覚めちゃって」
和「年寄りみてぇだな」
「....」
和「静かに人の足踏むのやめろ」
潤くんがタオルで顔を拭いてるところをなんとなーく2人で後ろから見ながら喋っていた
私は顔洗ったしここにいる意味もないんだけど...
潤「うわ超見られてんじゃん」
タオルで顔を吹く潤くんと鏡ごしに目が合う
「朝からイケメンは目に良いね〜」
和「隣にもいるぞ」
「潤くん見てると視力3くらい上がりそう」
和「じゃあ俺見たら5上がるな」
「....」
和「おい」
潤「しょうがないなぁ〜」
「....?」
潤くんはにやっと口角を上げると、タオルを洗濯機に入れくるっと振り向く
鏡ごしに見ていた顔がこっちを見たかと思えば
トン、
「っ...」
潤「特別大サービス」
トン、と顔横の壁に手をつき顔が目の前に来た
「.....っ、」
潤「お姉さん今日は生姜焼きでお願いします」
「へっ、?」
目の前でにやりと笑った顔は、頭をポンポンと2回撫でると洗面所から姿を消した
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年7月3日 2時
