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「もう！なんで私残したの！」
和「可哀想なにのちゃんを助けるため」
「はい？」
和「ほらあれ」
「.....?」
にのに掴まれてた腕を振り払うと、にのが顎で窓の外を指すのでつられてそっちを見る
「....」
外では駿くんと大野くんがキャッチボールをしている
それをみて楽しそうに笑ってる栞さん
和「だーれが呼んだのか知らないけどあれ見てにのちゃんも胸を痛めてるわけよ」
「....ごめん」
和「ふっ笑 そう思ってんなら今日1日俺の隣にいること」
「....はい?」
和「大野さんが彼女取るから、俺も大野さんからAを取る」
......
いや、全然意味がわからないんだけど...
「何言ってん...
直「お、いたいた。お前らそんな所いねぇではやく準備すんぞ」
「あ、はい！」
和「俺応援係するー」
準備するためにお洒落なシャツからTシャツに着替えた直人さんが頭にタオルを巻きながら外に出るので私たちもそれに続いた
駿「Aー！Aも一緒に遊ぼー！」
「えー遊びたいけどほら、準備しないと」
駿「えー」
栞「ほら駿、駿も手伝わないとお肉食べれないよ？」
駿「やだあ！」
こんなに綺麗で優しくて、
その上お母さんもちゃんとやっていて
栞さんの欠点って一体なんなんだろう、、
智「あ、A」
「ん？」
和「A〜、こっち手伝って」
「あっ、ちょっと!!」
智「......」
私を見つけた大野くんがこっちに向かって歩きかけた時、後ろからやってきたにのに腕を引っ張られる
同時に大野くんの足が止まった
もう、今日はよく引っ張られるな..
今大野くん何を言おうとしたんだろう..
栞「..ねぇ智くん、」
智「.....」
栞「..智くん?」
智「あ、ごめん。なに？」
栞「あ..いや、いいの。何でもない..」
智「俺向こう手伝ってくるわ」
栞「.....」
.
和「はい、そっち持って」
「はいはい」
やっぱり今日のにのは変だ..
栞さんを呼んだのは間違いだったのかな..
栞さんとにのの関係が少しでもいい方に行けば、とおもって呼んだのに..
でも今の私はそうなることが少し怖いと思ってる
きっと前よりも、
好きの気持ちがうんと大きくなっているんだ
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年7月3日 2時
