オーエル3 (ページ18)

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雅「とうちゃくー！」

潤「わりと早くついたな」

大自然に囲まれたキャンプ場

今日泊まる予定のコテージのすぐ隣でバーベキューができるようになっており、道具などはすべて借りれるので私たちは自分たちの服や持ち物だけ持ってきた

駿「あ！Aだ！！！！」

車を降りるなり私を見つけて走ってくる駿くん

「わっ!」

勢いよく足元に抱きついてくる駿くんが愛しくてついほろっと笑顔になる

駿「Aはやく中入ろうよー！！！」

「ふふっ、じゃあ行こっか笑」

和「....」

栞さんに続いて車を降りたにのの笑顔は今の所見ていない

楽しそうに喋ってる雰囲気でも無いし...

栞さんは特に気にする様子もなくまーくんと話してるけど、

やっぱり失敗だったかな....

コテージは絵本に出てくるような可愛らしい外観で、扉を開けると木の香りがいっぱいに広がった

「わー広い！すごいね駿くん」

駿「すっげえ！Aと結婚したら住む～！」

「おぉ、住もうね～笑」

あぁもう可愛いなぁ本当に..

結婚してくれるのかぁ、

じゃあ駿くんが大人になるまで待ってよっかなぁ

潤「だーめ」

「っ、潤くん」

いつのまにか潤くんも玄関に入ってきていた潤くんに後ろから頭に手を置かれた

潤「駿が大人になったらもうこの人おばちゃんだぞ？」

「....?」

潤「可愛い駿をおばちゃんとは結婚させられねぇからな」

「..怒るよ」

ていうか私がおばちゃんなら潤くんもおじさんだし！！！

潤「それにこのおばちゃんは俺が貰う予定だから」

「.....?」

靴を雑に脱ぐと、両手で大きなカバンを持ってる潤くんはそのまま中に入っていった

それに進んでみんなも入ってくる

貰う予定って.....

どういう意味？

ジョークだとわかってるのに耳あたりが熱くなっていくのがわかった

いやいやいや、あるわけない

馬鹿だな私も

和「何してんの」

「へっ？！」

和「熱でもあんの？顔赤いけど」

「ないないない！！！」

和「馬鹿は風邪引かねえもんな」

「.....怒」

、、、

あれ？意外とにの普通..?

クフフっと笑いながらみんなに続いて中に入るにのの後ろ姿を見て

まだ癒えてない心の傷が、ギューッと痛んだ