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サーっ、と強めの風が吹き抜ける
「.....」
引っ越して以来ここには初めてきた
雅「風強いな〜」
「帽子気をつけてね」
雅「うん」
まーくんに連れてきてもらったのは、
夜は夜景スポットとしても有名な展望デッキ
雅「まだ来てたんだ」
「馬鹿だな〜って思った？」
雅「ううん、Aらしいなって思った」
ここは、彼と最後に来た場所だ
俺が戻ったら、またここで会おうって
その約束はいまだに果たせていないし、これから先その約束が果たされる日が来るのかももう分からない
それなのに私は馬鹿みたいに3年経った今もこうしてたまにここに足を運ぶ
引っ越す前は週に一回は必ず来ていた
馬鹿だなって笑われても、これだけは仕方がないことなんだ
「今更迎えに来てくれるなんて思ってない」
雅「.....」
「でも、ここに来ると彼との思い出が鮮明に蘇って幸せな気持ちになるの」
雅「.....もう3年だよ」
「.....わかってるよ(笑)」
わかってる
わかってるけど、
2年も連絡がつかなくても、急に連絡をくれることだってあるんじゃないか
向こうに行って携帯が壊れてしまって私の連絡先が消えてしまったとか
連絡できない事情があるんじゃないかとか
自分でも馬鹿だって思うけど、
ここに来ることで私の心が救われるんだから、仕方ないじゃん、、
雅「何してるんだろうね〜、こんないい子放ったらかしにして」
「.......(笑)」
隣に立つまーくんが私の頭にぽんと手をおく
雅「帰って来た頃には取られちゃってるかもね」
「え？」
雅「ううん、何でもない」
ぽんぽん、と2回私の頭を叩くと「お腹すいた！何か食べて帰ろ！」とまーくんは駐車場に先に戻っていった
「ラーメン食べたい〜！」
やっぱりまーくんが同級生でよかった
あの家にまーくんがいてよかったと、心からそう思った
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ちゃんまい(プロフ) - 新しく恋したにのと結ばれてほしいけどそれまで主人公が辛い思いをするなら、たぶんきっと早い段階で好きになってくれた翔くんや潤くんどちらかと結ばれてほしいって思うし、でも気持ちをストレートに言ってくれる智くんもずっと近くにいた雅紀くんもいい！ (2019年6月24日 9時) (
レス) id: b08c1cfdbb (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - にのと結ばれますように。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 092a98dfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年5月25日 2時
