71 ページ28
-
そして日曜日がきた
この日は昼頃にはにのと私以外みんなお仕事で外出をしていて、家には2人だけだった
ちょうどよかったかも、
浴衣姿見られるの恥ずかしいし..
和「え、まだ着てないの?」
「だってトイレ行きたくなったら嫌だし..ギリギリでいいかなって」
和「着せてやろうか?」
「変態」
そんなにのはというと白いvネックのサーマルのトップスにデニム姿で、もう準備は終わっているらしい
「じゃあ着替えてくる」
和「よし、じゃあ俺も覗きに..
「ステイ!」
和「犬かよ笑」
ふざけて立ち上がったにのはククッと笑いながらまた腰を下ろした
.
まずは肌着を着て、
帯紐帯紐.....
そしたらこれを巻いて、っと...
昔教わった着付け、意外と覚えてるもんだな
普段はしない髪の巻き方やアレンジ、
髪に付くのが嫌でいつもはつけないグロスや、いつもとは違うシャドウのカラー
淡く色付いた藍色や紫の紫陽花が白地の浴衣にふわぁっと咲いている
すごく綺麗な浴衣.....
このドキドキ感、似てる
あの夏と...
.
「お待たせ」
ゆっくり階段を降りてリビングに行くと、ソファでスマホゲームをしていた
和「ん、終わった?」
スマホからこちらに視線が移る
この瞬間が私にはスローモーションに見えて、すごくすごく胸がドキドキした
和「....」
「あの...」
和「ん、あぁごめん」
「あんま見られると恥ずかしいんで早く行きません..?笑」
ちょっと張り切りすぎたかな...
馬子にも衣装とか言って笑われそうだなこれは
..っていうか真に受けて浴衣着ちゃってるとこがそもそも間違いだったかな...
本当に浴衣着たの?とか言われそう...
あぁ...恥ずかしい.....
和「可愛いじゃん」
「...へっ?」
和「もろタイプ」
心なしか耳が赤いにのにこちらまで恥ずかしくなる
っていうか絶対にからかわれると思ってたからそんな褒められた時の対処法が分からないんですけど!!!
和「うわ〜、4人に殺されそう俺」
「何それ笑」
和「んじゃ行きますか、姫」
はい、と手を差し出される
え、なになに
なにこれ
にのってこんなキャラだった?!
やっぱりこの気持ちは、あの時と似ているような気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 337人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃんまい(プロフ) - 新しく恋したにのと結ばれてほしいけどそれまで主人公が辛い思いをするなら、たぶんきっと早い段階で好きになってくれた翔くんや潤くんどちらかと結ばれてほしいって思うし、でも気持ちをストレートに言ってくれる智くんもずっと近くにいた雅紀くんもいい！ (2019年6月24日 9時) (
レス) id: b08c1cfdbb (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - にのと結ばれますように。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 092a98dfdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年5月25日 2時
