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しっかり日焼け止めを塗り薄く化粧を終えた後、家を飛び出食料確保のためスーパーへ向かった
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「うわ、やっす」
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品ぞろえがいいという訳ではないが、野菜も果物もお肉もお魚もお惣菜も、私の家近くのスーパーよりもずっと安いため驚いた
外食するようなところはきっとないから自炊しなきゃとは思っていたが、これはかなり食費を節約出来そうだ。できることならスーパーごと持って帰りたい。笑
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「今日は簡単にオムライスでも作ろうかな〜、調味料は家にもあるし……あ」
『あ』
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適当に使えそうな食料をカゴに入れてレジに並ぼうとすると、そこには昨日のあの人が
何とも偶然すぎるタイミングに、お互い時が止まったように固まっている
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『あの、お先………どうぞ』
「いえ、あなたこそ。私、量が多いので……」
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私はカゴにパンパンに色んなものが入っているが、その人は片手にお弁当のみ
じゃあお言葉に甘えて…なんて言えるほど私も図々しくは無い。昨日、人違いをされたとはいえ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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『いやでも…』
「昨日の事を悪く思ってるなら、先にレジ行ってください。ほら、前の人もう終わっちゃいますよ？」
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私がそう言うと、こちらに浅くお辞儀だけ残しお弁当を1つお会計し終えた
次に私の番。カゴをレジ台に置き店員さんが商品を通して行くが………どうにも、横からの視線が気になって仕方がない
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『……』
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横目でチラッと視線を感じる方を見てみると、これでもかと言うほどバチっと合う目に慌ててカゴに目を戻す
……が、やっぱり視線はこちらに向けられたまま。居心地は悪いまま
不幸にも、カゴの中に商品を沢山入れてしまったせいでレジ通しもなかなか終わらない
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店員「お会計の方が、3460円になります」
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"これだけ買ったのに…っ！" と、普段なら感心するのだろうが今はそんなどころじゃない
早くこの空間から脱却したくて、小銭も出すことなくお札でお会計を済ました
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「……帰らなくていいんですか」
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お会計を終えたカゴを移動させ、袋に詰めながらまだ感じる視線の主の方を見ることなくそう尋ねた
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『うん。その袋、持つよ』
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自分よりいくらか高い部分にあるその人の目を、初めてちゃんと見た
凄く澄んだ綺麗な瞳をしていた
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
