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拳銃手中2 ページ20

さて…




全員が着席すると辺りの空気が変わった。



生か死か、詰まる緊張。



サラに集まる五人の視線。






アタシは胸が一杯になっていた。


こんなにもドキドキと高鳴る胸の鼓動はいつ以来だろうか。


自然と、笑みが溢れていた。







アタシはケイジの隣に座っていたのだが、サラに視線を寄せていたのは束の間だったらしい。


笑みが溢れた時、ケイジの視線はアタシの方に向いていた。






やばい…これじゃアタシがこの状況をあたかも楽しんでいるように見えてしまう…






確かにそれは本当の事なのだが、今までのアタシは本当の自分を外で曝け出したくはない。


その感情は、アタシだけのモノにしたい。






すぐにアタシはきゅっと唇を結んだ。



何事もなく、ケイジはまた視線をサラへと向けた。







まあ…何とかなった。


ニヤけてるとか、気持ち悪すぎだな、アタシ。






「サラちゃん、落ち着いて、ゆっくりとでいいからね」


ケイジがサラに優しく話しかけた。



「…はい、有難うございます」



そりゃあ緊張するよね、と他人事のように心の中で会話した。




カイはじっとサラを見守り、いつも通りの落ち着きを保っている。


ジョーとQタロウもやけに大人しく座って時が過ぎるのを待っている様子だ。









アタシだけみたいだね、こんなに楽しんでいるのは。









サラもようやく決心したのだろうか、拳銃を構えの姿勢へと変えた───

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乙☆姫 - とても面白いですね。 私もキミガシネ大好きですし、その中でも敬二推しです!続き、楽しみに待ってます。 (2018年9月24日 7時) (レス) id: 313b3a8dad (このIDを非表示/違反報告)
- 凄く面白かったです。続き楽しみにしてます。 (2018年9月23日 15時) (レス) id: f599d7be5d (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - フンワリさん» コメント有難うございます!わーー!本当ですか!私もこんな感じなんで共感してもらえて嬉しいです(^^) (2018年4月22日 16時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)
フンワリ - 主人公が今の私と似すぎてすっげぇ感動します!! (2018年4月20日 3時) (レス) id: b157ce4d1b (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - 黒バイさん» 有難うございます!ゆっくりの更新となってしまいますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(⌒▽⌒) (2018年4月12日 0時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご@妖精 | 作成日時:2018年4月9日 4時

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