【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ35)

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六章 3話ページ35

「いやぁ……しかしビックリしました
いきなり殴られるとは…紅葉ってかなりクレイジーなんっスね」

猫「俺らからしたらお前の見た目の方がクレイジーだけどな」

部室に男子生徒を運ぶと…その男子生徒は数分で目を覚ました……

なんつー回復力だ

荒「もぉ～!なんて見た目してるのよ‼
怖かったんだからね!!!」

西「俺は空が怖かった」

「それは…スンマセン……」

雨「あ…はは……ま、まぁ外見なんて個人の自由ですし!ひとまずこの話は置いといて

あなたが僕達に依頼してきた方ですか?」

「はい俺遠野(とおの)薫(かおる)っていいます
この軽音部でギター兼ボーカル。」

猫「………この軽音部…お前しかメンバーいねぇの?」

遠「いえあと二人いるっス
今日は二人共風邪で休みで……」

そう言ってウッウッと泣き出す遠野……

雨「それで…何故僕らに依頼を……?」

遠「それは……((ﾊﾞﾝｯ ‼」

理由を話そうとすると部室の扉が音を立てて開いた

「オイ遠野‼またちょいたまらせ＿＿…
あん?なんだよ先客かよ……」

「どうしやすかアニキ?」

荒「何…何…!?幽霊の次は不良!?」

猫「空…遠野は幽霊違う」

西「………友達より顔面は恐ないなぁ」

柄の悪い不良がわらわらと入ってきた……

「オイテメェら退け」

遠「きょきょ…今日は駄目です!
この人達は学園祭でライブする人達で……‼」

「ライブぅ?ハッハッハッ‼」

ライブ…という言葉を聞き大笑いする不良

「お前ここでの立ち位置分かってんのか!?
この進学校で軽音部は邪魔な存在‼人なんて集まるわけねぇだろ‼

軽音部と俺達不良はこの学校では除け者さ……
生きづれぇもんだぜ……」

遠「ッ!」

雨「!」

雨宮は何故出演依頼があったのかピンときたようだった……
そんなとき…部室に夏目が入ってきた

夏「………また溜まってるの?」

「ゲッ…副会長……」

夏「この部室から出てって
大事な打ち合わせが……」

雨「夏目ちゃん待ってください‼」

突然雨宮が大声を上げた

雨「不良さん…さっきこの学校は生きづらいって言いましたよね?」

「お…おう……」

雨「軽音部と不良は除け者だって……」

夏「大河?」

雨「フフ……生きやすい学校生活にしたく有りませんか?」

雨宮の顔は…悪い顔だ……