【バンドやろうぜ!】和風系バンド【男主】 (ページ31)

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五章 4話ページ31

猫「結局大河は来ねぇのか……」

練習が終わり猫塚達がスタジオから出る
結局雨宮は来なかった……

マ「お今日も大河は来てないのか?」

西「あハゲ」

荒「相変わらず眩しいわね～」

マ「うるせぇ!テメェ等の毛根引っこ抜くぞ‼
で?大河は?」

西「今日も来てへんねんよ」

マ「そうか……お前さん達解散の危機ってわけだ」

猫「んなことしねぇよ‼」

解散…という言葉に怒りだす猫塚……

マ「お…おぉ……そうか…
だが可能性は……」

雨「良かった!皆まだ帰ってなかった‼」

荒「! 大河‼」

雨「5日も練習サボってすみません‼
でも…お陰で迷いは無くなりました!これで…デュエルに望めます‼」

猫・荒・西「‼」

メンバーに見せた雨宮の瞳は迷いなんてもうないようだった……

マ「海達から何があったかは聞いてるぞ。
まさかお前さんが迷いを吹っ切るとはな……」

雨「あマスターいたんですね」

マ「最初からいたわ‼
今から重要な話をしようと思ってたのに…!
ハァ……お前ら着いてこい」

溜め息をつかれマスターに案内されたのはエデンの地下だった……

荒「! 何よ…ココ……」

雨「エデンの地下にこんな大きなハコがあったなんて……僕ずっとここ使ってましたけど知りませんでした……」

マ「今まで閉鎖してた場所だ……
その名もアンダー・ザ・エデン」

猫「アンダー・ザ・エデン……
すげぇ…今までのハコの比じゃねぇ……」

西「なんで閉鎖なんて……」

マ「可能性のある奴らにだけ未来への扉を解放する。
ここに立つには資格が必要だ
より高いところに飛び立てる羽、そいつを持った奴らだけがこのステージで演奏できる……

最近はお前達も含めて活きの良いバンドが増えてきたからな……開けるのはそろそろだと思ったんだ」

雨「それは…つまり……僕等はここで演奏する資格があるということですか?」

マ「あぁ…見せてやれ。対戦相手に」

雨「………はい!」

そして…対決の日

「へぇ……逃げなかったんだな」

猫「あぁ…勝つのは俺達だ
大河はやらねぇ」

荒「私達は負けないわよ」

「口ではいくらでも言えるがな……
デュエルで白黒ハッキリつけようぜぇ!

ステージ上がってこい‼」

西「なんでやろな…負ける気せぇへんわ」

雨「当たり前だ…俺達は勝つ

俺は歌うだけ、しっかり支えろよ貴様等」

猫・荒・西「‼」

雨「フッ…今宵紅葉のライブ…いざ参る!」