呪いの子 ページ2
。
「これは何かな？乙骨Aちゃん。」
黒装束で白髪の長身。
目の位置には包帯が巻かれている。
これほどまで怪しい人を私は見たことがない。
男の名は五条悟...らしい。
会って数分。
自己紹介はされたが、あちら側が私を一方的に知っているだけ。
私はというと、札や蝋燭、縄が吊るされた部屋に入れられている。
『ナイフ...だったものです。』
もう死んでしまおう。
そう思って自分に向けたナイフは、もうここには居ないイザナによって失敗に終わった。
しかし、死んでしまいたいという願望は叶いそうだ。
私はどうやら死刑らしい。
「暗いね。今日から新しい学校だよ？」
『行きません。』
もう誰も傷付けてほしくない。
私のせいで、もう誰にも死んでほしくない。
今まで散々 狂気に人を傷付けていた拳は、恐怖で震えるだけ。
「暗い」なんて自分には無縁な言葉だと思っていた。
私は、恋人も仲間も 自分自身でさえも失ってしまったらしい。
それなら全て投げ出してしまえばいい。
「でも、一人は寂しいよ？」
こんな言葉、ありふれた言葉だ。
それなのに私は＿＿。
「君にかかった呪いは使い方次第で人を助けることもできる。
力の使い方を学びなさい。
全てを投げ出すのは それからでも遅くはないだろう。」
人を傷付け快楽を感じていた日々。
今日を境に 人を救う日々に変わった。
。。。。
「新しい学校」に来て、教室の前に待たされた。
建て付けの悪い戸の向こう側に 冷めた空気が感じられた。
「入っといでー！！」
五条先生の能天気な声。
戸を開けて教室に入った。
そこには予想通り冷めた空気があったわけで。
女子生徒一人、男子生徒一人、パンダが一匹、転校生が一人。
合計三人と一匹のクラス。
黒板の中央に立って自己紹介を始めた。
『乙骨A...です。よろしくお願いしま、』
自己紹介が終わる直前。
顔面の右側を何かが横切った。
それは すぐ後ろの黒板に突き刺さった。
「これなんかの試験？」
女子生徒の長刀だった。
ここでようやく理解した。
やはり死刑になるべきだったと。
この学校は異常だ。
「おい。オマエ呪われてるぞ。
ここは呪いを学ぶ場だ。
呪われてる奴が来る所じゃねーよ。」
日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を越える。
その殆どが 人の肉体から抜け出した負の感情。
“呪い”の被害だという。
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楽氷極 - 日本語おかしくなっててすみません💦 (1月3日 0時) (
レス) id: 71e258e859 (このIDを非表示/違反報告)
楽氷極 - 初コメ失礼します！自分占ツク初心者で設定とかいまいち分かってないのですが、この作品を見たいなと思っていて、パスワードを聞きたくてコメントさせて頂きました！！宜しければ教えてくれないでしょうか？ (1月3日 0時) (レス) id: 71e258e859 (このIDを非表示/違反報告)
雨音雨音(プロフ) - さくにょ＠テスト終了まで無更新さん» ありがとぉおおおおお！！！ww (2022年9月28日 17時) (レス) id: 257b879a42 (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ＠テスト終了まで無更新(プロフ) - 雨音雨音さぁん！！殿堂入りおめでとぉぉぉぉぉぉ！(テンションおかしいのは気にしないでください) (2022年9月27日 22時) (レス) @page50 id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
雨音雨音(プロフ) - マリオットさん» マリオットさんんんん！！ありがとうございます😭✨！実はもう１つ書いてます てへぺろ☆((( (2022年9月22日 17時) (レス) @page47 id: 257b879a42 (このIDを非表示/違反報告)
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