大通り ページ2
=ルフィside=
新世界のとある島。
「うひょー!!すっげえ雨!!」
「そんなこと言ってないでとっとと帰るぞ!荷物がびしょ濡れだ!!」
東の海からの仲間5人で買い出し中、大ぶりの雨にあった。
「ほんと、急に天気が変わるんだから…これだから新世界は!!」
「怒ってるナミさんもステキっ!!」
「そんなことより酒濡らすなよクソコック」
「あ"?」
あまりの雨なので、ほとんどの人が傘をさすか、軒下に避難している。
荷物片手にダッシュしながら辺りを見渡す。
黒、赤、青、…黄色。色とりどりの傘が見える。
ローグタウンで出会ったあの少女のせいで、雨が好きになってしまった。
「黄色の傘…お?ルフィまた思い出してんのか?」
「おう!Aの傘とはちょっと違うけどな!」
「ちょっとルフィ、もうあんたの惚気はいいから早くAと会いたいんだけど?」
「俺もー!!!Aちゃんにあーいたーい♡」
「…サンジだけは嫌だな」
「だろうな」
軽口を叩きながら船に向かって走る。
すると軒下にノースリーブの白のワンピースを着た少女が。2つくくりの茶色の髪の毛の水分を必死に絞っている。
「…?」
黄色の傘もレインコートも着ていない、合っているのは髪色だけ。下を向いているので目は分からない。
懸賞ポスターの写真も2年前のものから変わっていないので今も同じ格好なのかすら怪しい。
でも、あの時のようにどこか惹かれる。
「ん?どうしたんだルフィ?って重ぉ…!!」
走るのをやめて荷物をウソップに押し付けて、歩いてその少女のところへ向かう。
目の前に立ち、その名前を呼ぶ。
「A?」
「えっ…ルフィ?」
その青空色の、きれいな目がおれを見る。
涙は流れていない。
「っあーーー!!!やっと見つけた!!!」
「「「お?!」」」
おれにつられて足を止めていた仲間たちもこちらに駆け寄ってくる。
おれ達の顔をきょろきょろと見回したあと、
「えー…ひ、久しぶり??」
はにかみながら、そういった。
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まっだこ(プロフ) - うああああああありがとうございますううううう!!!で、大丈夫すか??? (2023年2月26日 19時) (レス) @page3 id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ちょっともう,,,なんかもう,,,うあああああ(どした?) (2023年2月26日 14時) (レス) @page8 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - みこさん» ありがとぉぉぉ!!!!!! (2023年1月15日 16時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
みこ - すきぃぃぃ!!!!!! (2023年1月6日 20時) (レス) @page7 id: ec82ef838c (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - ひめさん» コメントありがとうございます!ルフィとの合流、ほんと長かったですね〜。書いてる側もちょっとホッとしましたε-(´∀`*) (2022年11月16日 22時) (レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっだこ | 作成日時:2022年11月15日 23時