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三十話【手紙】 ページ32

「嗚呼……お前か……!」

食堂へ行くと数十人のサバイバーが集まっていた。その中の一人、泥棒クリーチャー・ピアソンが寄って来た。

「ピアソンさんじゃないか、この騒ぎは一体?」
「こ、これを見てくれ……」

私が渡されたシダのマークと同じものを渡される。封筒を開け、中身を見る。

────────────

新サバイバー【配達員】

────────────

その文字と共に、彼であろう写真が入っていた

金髪、大きな鞄、そしてシダのマークの手紙だ。配達員……手紙……彼が私達に手紙を渡したのか?

「彼が手紙を?」
「あ、嗚呼……それで今騒いでいるんだ。」

推測が安易過ぎではないかと心配になる。だが、彼がこの屋敷の関係者である可能性は高い。

「考えにくいけど……うーん」
「私も同じ考えダ。」

呪術師、パトリシア・ドワールも同じ様だ。

「配達員なら、何故このゲームに態々参加したんダ。彼奴は手紙を届けるんだろ。こいつ以降の参加者はいないのか?」

確かに、と数名納得する。彼女の疑い深い性格が、良い考察をしてくれている事に感謝だ。

「終わりが近いかもしれない。ってことか?」

トレイシーを引きずりながら、ナワーブが帰ってきた。確かに、始まればいつかは終わる。もうその時期なのか?

「まぁ……それもありえるわ。取り敢えず今は大丈夫でしょう?一旦この騒ぎを辞めにしましょう。」

エミリーさんがそう言うと、自室へ戻るサバイバーが数名いた。

私も少し熱くなってしまったかもしれない。
そう思い、自室へと向かった。

───────────

「はぁ……」

今まで起きた事を、丁寧に日記へ書いていた。
ルールとして、この荘園は、日記を残すらしい。

……嗚呼、警察やら、探偵やらがきっと未来で捜索してくれるんだろうな。この日記を見て。

少し二日酔いが回っているせいか、だるい。
私はベットへダイブして、眠りについた。

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第五愛(プロフ) - 一作で終わらせようとしたのに……二作目の予定になりそうです。心理の答長編になりそうなので何卒よろしくお願い致します。 (2020年3月4日 0時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - アムカリさん» ご心配ありがとうございます……!アルカリ様もどうかお身体にはお気をつけてください……! (2020年2月29日 23時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
アムカリ(プロフ) - 作者様もお気を付けてください…! (2020年2月29日 23時) (レス) id: 16831434ed (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - 皆さんコロナにはお気を付けて……。 (2020年2月29日 18時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 更新されてるか毎日確認するくらい好きです!待ってます!! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 88aab0d57f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:第五愛 | 作成日時:2019年11月7日 17時

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