【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める...2【赤司征十郎】

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草むしりをしていると、家のなかで電話の鳴る音がして慌てて軍手を取り家のなかに入った。
受話器を取り、耳に当てる。


「もしもし」
「あ、Aかい？」

電話の主は征十郎さんだった。

チラリと時計を見ると、お昼だった。


草むしり、三時間以上やってたのか……
どうりで腰が痛いわけだ。

と一人納得した。


「A？大丈夫かい？」
「あ、大丈夫です。それよりどうしたんですか？携帯じゃなくて固定に？」
「え？何度も携帯に電話をかけたが出なかったのはそっちだろう？」

と言われる。
テーブルに置かれる携帯を見ると確かにチカチカと光っていた。


「ごめんなさい…草むしりに夢中になってたらつい……」
「別にいいよ。それよりお昼はもう食べたかい？」
「いえ…」
「ならランチ一緒に食べに行こうか」

と誘われた。

征十郎さんとランチなんていつぶりだろう。
最近はお互いに仕事が順調で忙しかったからな……


「どうかな？」
「行きたいです」
「そうか。なら今から迎えに行くから準備して待っててね」

と征十郎さんは言うと電話を切った。

私はすぐに片付けて、手を洗うと着替えに行く。
征十郎さんは私が清楚系の服を着ると、一番『可愛い』と言ってくれる。

私も清楚な服が好きだからそればかりになってしまう。

服を着替えると、髪を結わき、薄くお化粧をして征十郎さんに貰ったネックレスをして準備する。


「ふふっ、征十郎さんとお出掛け…」

楽しみだなぁ〜


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