【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める...2【赤司征十郎】

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[赤司side]


そんな日を過ごし今日はAとドライブデートの日。

楽しみで起きたのではなく、痛みで目が覚めた。


「うっ……」

体を起こすと腕が妙に痛くて腕を見る。


「あ………」

そうだ。
Aに時計投げつけられて腕に当たったんだったな。

どうりで腕に痣が出来ている訳だ。

隣でスヤスヤと愛らしい寝顔で眠るAを見て和む。
スマホの電源を入れ時間を見るとまだ一時間半は寝ていて良い時間だった為、Aに腕枕をして自分の手を枕に。
そしてAの隣に横になるとAの寝顔を見つめる。


「Aが幸せなら俺はその倍幸せだ」

と眠るAの頬を撫でながら言う。

今日は数少ないAとのデート。
もう楽しみ過ぎて今更寝れない。


「君は日に日に可愛くなっていくから不安だよ」

とAの額に少し長めの口付けをする。

俺の目には毎日毎日、日を追うごとに可愛く綺麗になっていく様に映っている。

夫としては妻が他所の男に言い寄られないか不安で仕方無い。


例えAが浮気しても離婚する気は無いがな。
俺からAを奪う奴は許さない。


「愛しているよ、A」

とAの頭を撫でる。

心の底から愛している。
嘘じゃない。

その気持ちが早く伝わってほしいものだ。


Aの頭を撫でているとAは目を覚ましてしまった。


「おっと……すまない。起こしてしまったか？」

と聞くとAはまだ眠そうに目を擦りながら首を振る。


「まだ寝ていて良いんだよ」

と言うとAは寝惚けているのか曖昧に頷いた。


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