【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める...2【赤司征十郎】

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[黒子side]


赤司君はAさんの電話に出ると、いつものように電話越しでもデレデレとしていた。


「早くAに会いたいよ。A不足で辛い」

と赤司君は写真を手に取り、それを見ていた。

赤司君はこんなにAさんを愛している。
だからしょっちゅう喧嘩をする理由がないんです。


こんな事疑いたくないですが、やはり赤司君の怪我の原因はAさんにしか思えないんです。


「分かっているよ。じゃあもう切るね？愛してるよ」

と二人はこんなに熱々のお似合い夫婦なのに…
電話を切ったのか、赤司君は携帯をしまった。

電話をあんなに幸せそうにする赤司君は今まで見たことがありません。
それもこれも全てAさんのお陰。

Aさんと居るときはどんなときよりも幸せそうな顔を見せる。


「…さて、食材あったかな」

と赤司君は呟きながらキッチンに行った。


僕等の間は気まずい空気が流れていた。
だが等の本人である赤司君はご機嫌に料理をし始める。

掃除や家事を楽しい、と彼は言っていました。
確かに嫌がっている様には見えません。

寧ろ拭き掃除をしていた赤司君は楽しそうでした。


「Aは何も悪くない。何も知らないお前達がAを悪く言うな」

と赤司君は手元を見ながら言った。



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