【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める【赤司征十郎】

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[赤司side]


Aは子供の様に顔を輝かせながら俺の作ったちらし寿司を食べる。


「美味しい？」

と聞くとAは元気に頷く。
それを見てホッとする。


「そうか、良かった」

Aとはあまり会話と言う会話はせずに静かに食事をする。
俺としてはとても落ち着く時間だ。


食べ終えれば俺が洗い物をしたいと申し出てAには休んでもらう。
Aはソファーで今ハマっている恋愛ドラマを見てキャーキャー言っている。

そんな後ろ姿を見ながら食器を洗う。


既に洗い終わりAの隣に腰掛けるとAの膝の上に頭を乗せる。

Aの手を握る。


「そんなにこの俳優が良いのかい？」
「私の売り出してる今後に期待されている子なんですよ。もうキュンキュンします」

とAは言うから「へぇ」と言いながらチラッと見て台詞を聞く。

安っぽい台詞だ。

と思いながらAを押し倒して同じ台詞は言う。


「何余所見してんだよ。俺だけを見ろ」
「え？せ、征十郎さん……？」

と困惑するAを見下ろしながらAの頬に触れる。


「…先程の安っぽい台詞を言ってみたんだが？実際に言われてどう思った？」

と聞くと顔を赤く染める。
Aの頬を撫でるとAは更に顔を赤く染める。

Aと結婚できたなんて夢みたいだ。
二年経とうがAへの愛は変わらない。

それどころか募るばかりだ。

「可愛いよ、A。好きだよ」

とAの頭を優しく撫でた。


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