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Story...25 ページ27

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[赤司side]


「いっ……」

早朝目が覚め、起き上がろうと腹筋に力を入れた時、体、主に肩から肩甲骨にかけて鋭い痛みが走った。

夜中の事を思い出す。


ああ…かなり暴れていたからな。
隣の眠り姫様は。

と隣でスヤスヤと眠るAの頭を撫でる。

時計を見るとそろそろAも起きる時間でAを起こす。


「起きて、A。遅刻してしまうよ」

と言うとAはゆっくり目を覚ます。

Aにキスをして部屋の鍵を開ける。
今日は俺が休みだから朝食を作る。

その間にAは着替えるのだ。

朝は何かと忙しく、Aはもう出ていってしまった。
勿論行ってらっしゃいのキスはした。

食器の後片付けをして、家の掃除を終わらせると俺も出掛ける準備をする。


前々から土屋に調べさせておいた住所。
俺の許せない男。

自分の車で隣の県まで走らせる。
まさか隣の県とは思わなかったが近場で嬉しい気持ちもある。


住所を調べながら慎重に知らぬ道を進む。


そして一軒の家を見付けるとナビもそこを示したから車を停めた。

車を出て家の前に立つ。

Aにはこの事は言えないな。

なんて思っていると後ろから声をかけられた。


「家に何の用です?」

振り向くと十代後半くらいの青年が立っていた。
制服を着ている辺り、高校生か。


「…赤司征十郎と申します。君のお父さんに用があるんですが、いらっしゃいますか?」
「…はい。居ます。確か今日仕事休みだった筈だからとりあえずどうぞ」

と青年は家に入れてくれた。
青年は父親を呼びに行った。

少しAに似ていた、あの青年。

すると青年の父親は俺の待つ玄関に来た。


「はじめまして。赤司征十郎と申します。一応社長をしています。それとAの夫です」

と言うと目の前の男の目が大きく見開かれた。


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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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和恋 - いえいえ!はい! (2016年6月22日 18時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» コメント返信ありがとうございます!!はい!頑張ります! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - いえいえ!はい!はい、私もそう思います!いえいえ!続き頑張ってください。応援しています! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» 初めまして、ありがとうございます!頑張ります!この二人なら乗り越えられると思います(笑)コメント本当にありがとうございました! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - 初めまして、続き頑張ってください。征君と夢主ちゃん、凄いです! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月1日 0時

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