特別な人…

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龍友side









玲於の様子が明らかにおかしい｡




とくに昨日と変わらないのに、

なぜかいきなり泣き出すし､､､








なんでやろ…





俺らの知らないどこかで、


もがき苦しんでるのか､､､？









龍｢玲於、｣


玲｢ん？｣


龍｢やっぱ今日様子おかしいで？

…なんかあった？｣



玲｢いや､その､､､｣



玲｢お芝居やってると涙もろくなってきて､､､｣


龍｢そんなことある笑？｣


玲｢すいませんね〜､､､笑


でも、

悲しくて泣いてるわけじゃないんで…｣


龍｢ならいっか。


良かった良かった｡笑｣


玲｢えぇ笑？｣


龍｢だってさ、

昨日まで普通だったのに､今日になってさ？

めっちゃ泣くから心配だったやーん笑｣





すると、

玲於の眉が少し下がった｡







玲｢普通ね〜､､､｣






そう言って、

玲於は､自分の部屋に戻ってしまった｡






どうしてやろ…



やっぱりモヤモヤする､､､








…









玲於が感じてた『普通』と、

俺が感じてた『普通』は､



重さが違ったのかもしれない｡







それに気づくのはまだまだ先…

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