【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。（２） (ページ23)

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嵐を呼ぶ4人組、Eden降臨ページ23

「殿下、彼女が日南Aさんであります！」
「へぇっ！キミが毒蛇のねぇ…。うんうん！平凡で何の取り柄も無さそうな普通の子だね！」
『は？』

殿下と呼ばれたキャベツ色の頭の奴に突然そんな事を言われ思わず口走る。
いや、失礼すぎんか？初対面の奴に何の取り柄も無さそうって言われたの初めてだよ。

「悪く思わないでね！ぼくは素直な性格だから何でも正直に言ってしまうんだね！」

駄目だ。ここまで拒否反応出たのこの人が初めてだ。
…いや、三毛縞さんも居たわ。

『ははははは…』
「すんません、うちのアホ貴族が…。」

怒りを抑えて作り笑いを浮かべればキャベツの隣に座っている深い青色の髪の男子生徒に頭を下げられた。

…いや、この子礼儀正しいな。
絶対こんな人達といるべきじゃない。

『いえいえ！貴方が謝らなくても…』
「オレ、漣ジュンっていうんで気軽に呼んでください。
それでこのアホ貴族が巴日和。オレ達は玲明学園から来たんですよ～
オレら4人でEdenっていうユニットも組んでます。」

Eden。名前からして強そうなユニットだな…。
ご丁寧にキャベツの事まで紹介してくれたジュン君。
キャベツの事はどうでもええ。

「ちょっと、ジュンくん！ぼくを差し置いて自己紹介なんて頭が高いね！ぼくの事も気軽に日和君って呼んでくれて良いね！」
『キャベツって呼びますね。キャベツ。』
「失礼な子だね！！」

ジュン君とはまともに話せそうだ。それ以外は…うん。ね。

「…Aさん、私、チョコレートシェイクとつむぎのラッキーチョコクレープが食べたいな。」
『かしこまりました、他の皆さんは？』

色々込み上げる何かを抑えて笑顔で接客をする。
こんな事でヘマはしない！！

「ぼくもつむぎのラッキーチョコクレープが食べたいね！
つむぎ君のクレープなんて気になるに決まってるね！」
「オレはブラックコーヒーとイチゴのミルフィーユでお願いします」

『チョコクレープとコーヒー、ミルフィーユ…。』

ポケットから伝票を出しペンで注文内容を書いていく。

「自分はAのとびきり☆プリンアラモードとテイクアウトでAさんを下さ」
『プリンアラモードですねーはーい』
「茨、嫌われてますねぇ…」

七種とは出来ることなら関わりたくねぇ。