*brilliant box*-love smile tear... (ページ10)

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軽くなった背中達-KH side- ページ10

事情を話して通してもらえたのはいいけど、今向かっているのはユウの病室…。

ドアを開けると、そこにはユウと泣いているジスンヒョンとソファで寝ているA。

KH「はぁ？！」

YU「ヒョン久しぶり。」

KH「……。」

YU「揃いもそろってこの反応ㅋㅋ」

Aと仲良しこよしかよと言いたげなそのなんとも言えない顔…なんだAとそっくりじゃないか…。

じゃなくて

JN「こいつやっと起きたよ。Aは安心しきって寝てしまったそうだ。」

起きた？起きて…る。。。

KH「おかえり。」

以外と冷静なんだな…。
ユウが起きた時は泣いて喜ぶんだろうなって。
でも、信じてたからだよ。

ユウを抱き寄せて、がんばったなって頭を撫でる。

YU「事故に遭ったのも、起きたのも全部突然だった。ほんと自分勝手だよ俺。」

と自嘲気味に笑った。

YU「ずっとAのそばに居てくれてたんでしょう？俺のこともAのことも支えてくれてありがとう。そして…。」

KH「『ごめん』でしょ？そんな言葉聞きたくない。お前は何も悪くないから。」

YU「やっぱり変わらないなぁ。自分を取り巻く環境も、人も。全部10年前のままでさ。」

ユウの横で窓の外に目をやるジスンヒョン。
この人も近くで2人を見てきたから…。
ある意味10年前で時が止まったままだったのかもしれない。

ユウもAもヒョンも背負った重荷が大き過ぎて。

でもそんな重荷もなくなった。

もう何も怖くない。
前を見ても後ろを見ても優しく包み込んでくれる人達ばかりだから。