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銀時「心臓が止まるなんて事より、俺にしちゃそっちの方が一大事でねェ。
コイツは老いぼれて腰が曲がったとしても真っ直ぐでなきゃいけねぇ。」
そう言い残して、出ってってしまった
行く先はきっと煉獄関だ
土方「己の美学の為に死ぬってか?
とんだロマンチストだ」
新八「何言ってんですか。
男は皆ロマンチストでしょう」
神楽「いやいや、女だってそうヨ」
新八「それじゃバランス悪過ぎでしょ」
二人はそう返しながら、机の上のガラクタをガチャガチャと漁ってる
新八「男も女も馬鹿になったらどうなんですか」
神楽「今から試しに行くアルよ」
ガラクタを身に付けた二人は、旦那に続いて外に出ていった
土方「おい、テメーら!
ったく、どいつもこいつも、なんだってんだよ」
『全く馬鹿な連中だ』
沖田「こんなガラクタの為に命を賭けるなんて馬鹿そのものだ」
私も風呂敷から玩具の木刀を取り出すと、脇に挿して玄関に向かった
土方「オメェら、何してんだ!」
沖田「すまねぇ、土方さん。」
『私らもまた、馬鹿なもんでさ』
土方に行ってくる、とだけ言って私も外へ出た
自分の“魂”を守るために――
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煉獄関についた時には、既に鬼道丸に代わる最強の闘士は倒されていた
今は万事屋一同が相手をボッコボッコにしてる所だ
沖田「あーあ、始まってらァ」
『私達もやらないと手柄取られちまうな』
沖田「アンタならその前に彼処まで行けるでしょう」
『あたぼーよ』
真選組の神速様ナメんなよ、とだけ返して、闘技場まで一気に駆け下りていった
どんどん倒されていく中に一人だけ、突っ立ってる奴を発見した
他の奴らより風格が上そうだ
なんか情報得られるかもしれない
「な、何だこいつ等」((ジャキッ
『理解出来ねーか、おっさん。
今時弔合戦、しかも人斬りの為にだし、返る物は何もねーって分かってんだよ、そんな事は』
((チャキ
沖田「だけど此処で動かないと自分が自分でなくなるんでェ」
やっと下りてきたのか、総悟が隣で私と同じように主犯者の首に刀を向けた
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時