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新八「はァ!?将軍のペットぉ!?」
『そうだよ』
近藤「俺達は幕府の命により将軍の愛玩ペットの瑠璃丸を捕獲しに来たんだ」
結局、旦那達には瑠璃丸の事がバレてしまった
今は神楽を探しながらことの経緯を二人に話している
新八「通りでおかしいと思いましたよ」
銀時「オイオイ、たかが虫一匹の為に此処まで来たの?
大変ですねぇ、お役人様も」
土方「だから言いたくなかったんだ···」
近藤「まぁまぁ、とうとう此処まで及んだんだ。
コイツ等にも協力してもらおう((銀時「6割だ」
『え?』
頬に青筋を浮かべてる土方を宥めていると、旦那の口から急に割合の話が出てきた
意味が分かんなくて困惑しているけど、碌な事しか言わないのは目に見えている
銀時「今そのロリ丸は俺達一派の手の内にあるんだぜ?」
『瑠璃丸な』
銀時「こいつは取引だ。
ポリ丸を返して欲しいならそれ相応の頼み方ってモンがあるだろォ?」
『げッ!』
私が何を言い出すか察して声を出したときにはもう遅く、旦那が言うには瑠璃丸を見つけた報酬として貰える内の6割を旦那達に渡す事で手を打つらしい
だから言いたくなかったのに。
3人で青筋を浮かべながらゲス笑いをしている旦那達を見ていると、崖の上から声がした
崖の上を見上げると、神楽と朝から忽然と姿を消していた総悟の姿があった
『彼奴等何やってんだ?
嫌な予感するんだけど』
銀時「神楽ー!」
近藤「総悟ォ、何やってんだー!!」
神楽「定春28号の仇、討たせて貰うネ。
お前に決闘を申し込む」
沖田「そろそろ来ると思ってたぜィ。
この日の為に取っておきの上玉を用意した」
総悟を前にした神楽は先程捕まえた瑠璃丸を出した
これは完全にカブト相撲するつもりだ
銀時「神楽ー、聞けぇい!
ソイツは将軍のペットだ!
傷付けたらえらい事になるぞ、切腹モンだぞぉ!」
近藤「トシ!」
土方「まぁ待て、総悟が勝てば労せず瑠璃丸が手に入る。
総悟も計算済みで話してるに決まってんだろ。
手荒な真似はしねぇよ。
そこまで馬鹿な奴じゃねぇ」
『オイ、土方···』
総悟は馬鹿じゃないと言う土方に一つだけ言っておく事がある
((ズドォォォォォォォォンン
沖田「凶悪肉食怪虫カブトーンキング“サド丸22号”に勝てるかな?」
,
『···そこまでの馬鹿だから皆苦労してんだろ』
土方「····」
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時