女だけど真選組総長やってますが何か？２ (ページ38)

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土方「おい、なんの騒ぎだァ？」

総悟が着ているカブトムシの着ぐるみの仕組みが気になって枝でツンツン突いていると、先程の地響きが聞こえたのか土方に続き真選組の隊士達が集まってきた

····未だに蜂蜜塗れの近藤さんも居るけど

近藤「あ、お前ら！
こんな所で何やってんだ！」

新八「何やってんだって、全身蜂蜜塗れの人に言う資格があると思ってんですか！」

近藤「これは職務質問だ。
ちゃんと答えなさい！」

銀時「職務ってお前、どんな職務に就いたら蜂蜜塗れになるんですかハーニー？」

土方「お前に説明する言われはねェ」

『カブトムシ取りだけど』

土方「お前なんで言っちゃったんだよ。
もうちょっとこうなんか···」

やべっ、口が滑った。

いや、でも、理由もないのに蜂蜜塗れになったり木にマヨネーズ塗りたくる変な連中だとは思われたくないし

····ま、いっか←

新八「カブトムシ取りィ？」

銀時「おいおい、市民の税金搾り取っておいてバカンスですかお前ら？

バカなんですかお前ら」

近藤「これは立派な仕事だ！
兎に角邪魔だからこの森から出てけ！」

神楽「巫山戯るな！
私だって幻の大カブト取りに此処まで来たネ！

定春28号の仇を討つためにな！」

声を荒らげた神楽は、隊士の力を借りてようやく起き上がれた総悟を指さした

てか、どんだけ定春居るんだよ
あのデカい犬はどうしたんだよ

沖田「何言ってやがんでィ。
お前のフンコロガシはアレ、相撲見て興奮したお前が勝手に····」

あー、成程。
神楽が興奮して握り潰しちゃったんだな。

総悟の言葉を聞きながら、何があったか容易に想像できることに苦笑いを浮かべた

神楽「誰が興奮させたか考えてみろ！
誰が一番悪いか考えて((ﾊﾞｼﾝｯ

銀時「お前だろ」

近藤「総悟、お前また無茶なカブト狩りをしたらしいな。
止せと言ったはずだ」

沖田「マヨネーズでカブトムシ取ろうとするのは無茶じゃないんですねィ」

近藤「トシ、お前まだマヨネーズで取ろうとしてたのか。
無理だと言っただろ。

ハニー作戦で行こう」

土方「いや、マヨネーズ決死行で行こう」

沖田「いや、なりきりウォーズエピソードⅢで行きましょう」

近藤「いや、傷だらけのハニー湯煙作戦で行こう」

『いや、結論から言ってもいい？

·····全部無茶だろ』

そんな作戦上手くいくわけ無いだろ。と空を仰ぐと向こうの木に茶色い何かが見えた