烏野のエース ページ19
，
「？…なに？」
『(ﾋｯ…！まさかの本人…！？)』
日向「(ヤバい本人居たっ)」
まさか噂してたら本人が出てくるとは思わなかった
背後から聞こえる声に振り向く間もなく、影山さんの背中に隠れた翔陽……の後ろに隠れる私
影山さんがオイッと声を上げてるのを聞きながら、ちょっとだけ顔を覗かせて“旭さん”本人を見た
……髭がはえてる…ロン毛……それに、やっぱり近くで見れば見るほどデカい…
この人が烏野のエース…と見入ってると、旭さんの後ろから誰かが姿を表した
菅原「お前ら…！こんなとこで何してんの？」
日向「菅さん！？」
旭さんの後ろから顔を覗かせたのは菅原さんで、私達を見て驚いたような表情を見せた
驚いてる様子の菅原さんの質問に、“えっと…”と言い淀んでると“まぁいいべ”と流してくれた
菅原「旭。コイツ等がこの前入った一年の日向と影山。
それと、排球部の見学によく来てくれるAちゃん」
旭「おお！一年かぁ」
日向／影山「「ちわっす！」」
『…』ﾍﾟｺ
旭「おース」
菅原さんの紹介が終わったタイミングで挨拶をすると、気さくな笑顔で挨拶を返される
“一年が四人も入ったのかぁ”とニコニコ私達を見る旭さん。その見た目ほど怖くないギャップにぽけーとしてると、ポンと翔陽の腕に手が添えられた
旭「まぁ色々大変だろうけど、頑張れよ」
日向「…えっ、一緒に頑張らないんですかっ？」
旭「！」
日向「俺エースになりたいから！本物のエースナマで見たいです！」
そう旭さんに詰め寄る翔陽は、キラキラした目で現烏野のエースを見上げた
相変わらずエースのことになると熱くなる翔陽の瞳には、期待に満ちた一つの光が揺れていた
その熱意に、旭さんは言葉を紡ごうと口を開くけど……
旭「――…、悪い…」
その言葉だけ残して、口を真一文字にしてしまった
旭「……俺はエースじゃないよ」
菅原「……」
日向／影山「「…？？」」
話を切り上げた旭さんは、眉を下げながら“俺はエースじゃない”と言い残して行ってしまった
遠ざかる背中を黙って見送る菅原さんと、訳が分からず放心する一年生がその場に取り残された
影山「あの…よく分かんないスけど怪我とかですか？」
沈黙が流れる気まずい雰囲気に、真っ先に口を開いた影山さん
その質問に菅原さんはゆっくりと首を振った
菅原「外部的な要因があるとかじゃなくて……
彼奴が、バレー嫌いになっちゃったかもしれないのが問題なんだ」
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しおさば(プロフ) - 大好きですこの作品、、、！続き楽しみにしてます！ (1月22日 11時) (
レス) @page39 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - TENSIさん» 初めてのコメント…！そんな大切なものをこんな駄作者にしてくださるなんて…！更新共に返信も遅くなってごめんなさい！あたたかいコメントありがとうございます！ (1月21日 21時) (レス) id: 25349aa23d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - れなさん» 返信、長らくおまたせいたしました！今もこの作品を見てくださっているかは分かりませんが、これからも応援してくれると励ましになります！コメントありがとうございます。 (1月21日 21時) (レス) @page37 id: 25349aa23d (このIDを非表示/違反報告)
TENSI(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！主人公が自然に作品に違和感なく溶け込めていて、飽きずに読み進める事が出来ました！面白すぎですーっ更新楽しみに待ってます！ (10月5日 13時) (レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 終わりになってるけど良ければ続きみたいし、欲を言えば西谷との絡みもっとみたいです、、完結までついて行かせてください！ (6月9日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナ | 作成日時：2022年8月9日 12時
