折れたモップ ページ49
，
ｶｺﾝｯ…
体育用具室に駆け込んだ私は翔陽の分のモップも一緒に立てかけると、ふぅ、とため息をつくと出口へ足を向ける
後ろを向いた瞬間、傾く自分の体……
『………ふぎゃっ…！？？』
月島「……ぷっ(笑)大丈夫〜？」
山口「ッ、ツッキー…！」
翻を返したところを何かが足に引っかかって盛大に転びました。
それだけなら良かったのに、タイミング悪く通りかかった月島さんに通り際に笑われてしまった。
ﾀﾋにたいと思った。
危な…。と呟きながら足元を見ると、柄が”真っ二つに折れたモップ“が転がっている。
柄が、？真っ二つに………？？
『……ぁ……』
山口「し、白銀さん！大丈夫！？」
『ぁ…だ、大丈夫じゃないです……、折れました……』
山口「えぇ！？もしかして足折れちゃった！？
ど、どうしよう、！ほ、保健室……？救急車かな…？
と、取り敢えず主将に……！」
『その…違くて……！“モップ“が…！折れました…！』
山口「あッそっち！？」
テンパりながら色々思案した様子の山口さん
最終的に”澤村さんに報告“と辿り着いたのか、今すぐにでも駆け出しそうな山口さんに本当のことを話した
ほら！と言わんばかりに折れたモップを見せると、“なんだ、折れたのはモップか…”と言うような顔をした山口さんは安心したようにほっと息を吐いた
山口「…じゃあ白銀さんは無事なんだね。よかったぁ…」
『……全然良くないです私の脚なんかより学校の備品の方が大事ですよ……！
救急車より警察を呼んでください、これは立派な器物損壊罪です……！』
山口「白銀さんの脚の方が大事だよ！モップは取り替えられるし！そんな気にしなくても！
それにコレ、元から折れてたモップだから！」
ワタワタしながらフォローしてくれる山口さんは私の手からモップを取ると、ちょうど用具室前を通った菅原さんに片手で掲げて見せた
山口「この真っ二つのモップ危ないから捨てちゃっていいですかーあ？」
菅原「あっ、いいんだそれは！」
山口さんの声に、振り返った菅原さんはギョっとしながら慌てて近寄るとモップヘ手を伸ばす
山口さんが捨てようとした折れたモップを取ると、“いいんだ…”とモップに目線を落とした
菅原「直せばまた使えるだろ……」
山口「？」
『？』
この折れたモップに何か思い入れがあるのか、悲しそうに呟く菅原さんに、隣の山口さんと同時に首を傾げた
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バナナ(プロフ) - ねねさん» そう言っていただけてなによりです！更新速度は落ちてきてしまいましたが、出来るだけ多くの話をかけるように頑張ります！コメントありがとうございました！ (2022年8月4日 7時) (
レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 夢主かわいくて大好きです〜！更新無理せず頑張ってください！ (2022年8月3日 19時) (レス) @page47 id: a790d4aa03 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます！更新速度落とさないように頑張りますね！ (2022年7月24日 15時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！続き待ってます！ (2022年7月24日 14時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - ゆんさん» ほっこりとしていただけて何よりです！これからも夢主ちゃんを見守っていただけると幸いです！２回もコメントをくださってありがとうございます！！ (2022年7月20日 22時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナ | 作成日時：2022年7月16日 22時
