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主人公side
『言ってませんよ!そんなこと!ていうか断りました!?』
思わず叫んでしまった。
でも、人生に関わる話を捏造されたら焦るだろう。
龍也「お、おいA。説明、してくれねえか?」
龍也さんは戸惑ったように口を開いた。
『…………じ、実は昨日…買い物の帰りに鳳さんと出会って……その繋がりで色々あって、瑛一さんとナギくんと綺羅さんと知り合ったんです。』
そこで、と私が言いかけると、遮るように瑛一さんが話始めた。
瑛一「こいつは親父を助けたんだ。その礼に親父は俺をこいつにやると言った。つまりは俺との結婚を持ち掛けたわけだ。」
『………断りましたけどね。』
ナギ「だから僕は、瑛一が嫌なら僕と結婚っていったんだ!」
綺羅「…………俺も。」
『……………………。』
龍也「つまりは……Aはこいつらに結婚を申し込まれた…ってことでいいか?」
『まぁ………………はい。』
何これ恥ずかしい。
翔「まじかよ………。」
真斗「昨日そんなことがあったとは………。」
みんなは反応に困っていた。
シャ「Aさん、」
ここまで黙っていた早乙女おじさんが口を開く。
シャ「私はあなたをあなたのお父上から預かっているだけの身……。あなたの結婚に対してとやかく言う権利はありません。」
『………はい。』
シャ「しかーし!Aさんの平穏を守るのは私の役目になりまーす。Aさん、あなたは結婚したいですか?」
私、は…………。
『…け、結婚とか、まだあまり考えられなくて……。』
シャ「それだけ聞ければ十分でーす。」
おじさんは一歩前に出た。
シャ「やはり、みなさんには、お引き取り頂くしかありませーん。」
早乙女おじさんは鳳さんたちに向かって言う。
鳳「時間はたっぷりやるぞ。お前が3人の誰かを選べるようにな。」
だから来い、そう鳳さんには言われた。
3人の中から、か……。
『……わ、私は……まだ3人の中から選ぶなんて決めてません……。これから色んな人と出会って色んな経験をつんで、本当に好きになった人と結婚したいんです。だから………ごめんなさい。』
ナギ「………A。」
『………ナギくん。』
ナギ「Aの気持ちはよく分かったよ。」
ナギ「だからって諦めないけど。」
ナギくんは藍くんを押し退けて私の手を引き………
『え…。』
わたしの頬にキスを落とした。
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小冬 - (名前)ちゃんが可愛い!!バレエをしている(名前)ちゃんがカッコいい感じがして、惚れました!!これからが楽しみです!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 前から思ってたんですけど・・・ 嶺司じゃなくて、嶺二ですよ! (2017年7月24日 20時) (レス) id: 4701cc19d8 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます!低速ではありますが、今後も更新させて頂きます。これからも「わたしのいきかた」をよろしくお願いします。 (2017年6月4日 10時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - コメント失礼致します!とっても面白いです!更新頑張ってください!続きがとってもたのしみです! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 03875aa748 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - 通りすがりの暇人さん» コメントありがとうございます。これからも更新させて頂くので、よろしくお願いします。 (2017年4月18日 14時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Black Miffy (・x・) | 作成日時:2017年4月15日 19時