検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:31,260 hit

<104> ページ29

主人公side



『言ってませんよ!そんなこと!ていうか断りました!?』


思わず叫んでしまった。


でも、人生に関わる話を捏造されたら焦るだろう。




龍也「お、おいA。説明、してくれねえか?」


龍也さんは戸惑ったように口を開いた。







『…………じ、実は昨日…買い物の帰りに鳳さんと出会って……その繋がりで色々あって、瑛一さんとナギくんと綺羅さんと知り合ったんです。』



そこで、と私が言いかけると、遮るように瑛一さんが話始めた。



瑛一「こいつは親父を助けたんだ。その礼に親父は俺をこいつにやると言った。つまりは俺との結婚を持ち掛けたわけだ。」



『………断りましたけどね。』





ナギ「だから僕は、瑛一が嫌なら僕と結婚っていったんだ!」


綺羅「…………俺も。」



『……………………。』



龍也「つまりは……Aはこいつらに結婚を申し込まれた…ってことでいいか?」



『まぁ………………はい。』



何これ恥ずかしい。






翔「まじかよ………。」


真斗「昨日そんなことがあったとは………。」



みんなは反応に困っていた。





シャ「Aさん、」


ここまで黙っていた早乙女おじさんが口を開く。



シャ「私はあなたをあなたのお父上から預かっているだけの身……。あなたの結婚に対してとやかく言う権利はありません。」


『………はい。』


シャ「しかーし!Aさんの平穏を守るのは私の役目になりまーす。Aさん、あなたは結婚したいですか?」



私、は…………。


『…け、結婚とか、まだあまり考えられなくて……。』



シャ「それだけ聞ければ十分でーす。」



おじさんは一歩前に出た。





シャ「やはり、みなさんには、お引き取り頂くしかありませーん。」



早乙女おじさんは鳳さんたちに向かって言う。


鳳「時間はたっぷりやるぞ。お前が3人の誰かを選べるようにな。」



だから来い、そう鳳さんには言われた。


3人の中から、か……。



『……わ、私は……まだ3人の中から選ぶなんて決めてません……。これから色んな人と出会って色んな経験をつんで、本当に好きになった人と結婚したいんです。だから………ごめんなさい。』









ナギ「………A。」


『………ナギくん。』


ナギ「Aの気持ちはよく分かったよ。」








ナギ「だからって諦めないけど。」


ナギくんは藍くんを押し退けて私の手を引き………



『え…。』



わたしの頬にキスを落とした。

<105>→←<103>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
133人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小冬 - (名前)ちゃんが可愛い!!バレエをしている(名前)ちゃんがカッコいい感じがして、惚れました!!これからが楽しみです!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 前から思ってたんですけど・・・ 嶺司じゃなくて、嶺二ですよ! (2017年7月24日 20時) (レス) id: 4701cc19d8 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます!低速ではありますが、今後も更新させて頂きます。これからも「わたしのいきかた」をよろしくお願いします。 (2017年6月4日 10時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - コメント失礼致します!とっても面白いです!更新頑張ってください!続きがとってもたのしみです! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 03875aa748 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - 通りすがりの暇人さん» コメントありがとうございます。これからも更新させて頂くので、よろしくお願いします。 (2017年4月18日 14時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Black Miffy (・x・) | 作成日時:2017年4月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。