Fate/Unknown/Parede (ページ19)

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変化：A ページ19

こんなことがあっていいのか。

いや、あっていいはずがない。

サーヴァントとは最盛期の姿で召喚され、

その姿から変化する事は(例外を除き)無い。

スキルとして所持しているわけでもない。

なのに。

俺はヤマトタケルだ、と言ったセイバー。

恐らく覗き見に来ていたのだろう他の陣営の使い魔は、

全て『幼幼しき血濡れ覇道』の後の魔力吸収によって消滅していた。

…もし、もしもセイバーが本当にヤマトタケルになっていたなら、

これは…使える。

と、考えて「一旦話を聞きたい」と言って家に帰った。

「で、なんだマスター。俺に聞きたいこととは」

「本当にヤマトヲグナじゃなくなっちゃったの？」

「ああ、そうだ。視てみるといい」

あっそうか。そういえば忘れ…てなんかいません。いいね？

とりあえず意識を飛ばす。

まっさらなイメージ。

頭の中を空にして、深く識る－－