夢見:B ページ12
あまりに
起きてみれば全身汗だく、鏡を見れば顔色はとても悪い。
セイバーがいつの間にか仕様書を読んだかいつも精神的に参った時の薬と水を渡してくる。
藁にもすがる思いで飲み干すとセイバーが一言。
「夢を見たか」
と。
「…うん、みた」
目の焦点が未だに合わない。
ぐらぐらする。
あんな…あんな、ことが、あって、いいのか?
「落ち着け。…はぁ、一肌脱いでやろう」
不意に目を閉じたものだからつられて私も目を閉じる−−
目を開けると、そこには美少女がいた。
「えっっ??えっっ?」
混乱していた頭が一回りして冷静になるのであった。
「効果は覿面、と。ふむ、では」
また目を閉じると、
セイバーがいた。
「これが我のスキル「
「見た目、性別の偽装が出来る。
何も言わずに変化すれば驚くと思ってな。
人間はきゃぱしてぃというのを超えると逆に冷静になると書いてあったから試したのだが」
「…はい、ありがとう、ございます…」
今は昼の終わり頃だ。
…セイバーと他陣営。情報が無いのは困る。
真名をこちらなりに探らなければ。
「セイバーの真名はこちらなりに調べて考えてみても?」
「良い、許す」
「
と言われたので日本の有名所をさらってみることにした。
寝起きなのに…目が冴える…。
多少ふらつくのはしょうがない。
慣れた。
鉄分補給の錠剤を飲みながらデバイスを弄る私なのでした。
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作者名:石蕗 | 作成日時:2018年1月16日 14時