...こういうことしていいんだね? 【まふまふ】

５９話 ページ10

舞花side


ﾊﾞﾀﾝｯ


自室に帰り、勢いよくドアを閉め、両手で顔を覆い、崩れ落ちる…。



『…っなにあれ、、』



十分程前の出来事を思い出すと、顔はすぐに熱くなる。



…ま、真冬ってあんな風になるの？



〔耳まで真っ赤じゃん。
顔、隠さないで 見せてよ…〕



『ふぉおおおああああああ！！！』




……すみません、取り乱してしまいました。



隣の部屋からは今の声にびっくりしたのか、ドタドタと音が聞こえた。



そして、ガチャっとドアの開く音。







.






.






.






.







…ドアの、開く音…？






…あ、あれ？






「ねぇ舞花！どうかしたの！？大丈夫！？」




……まふゆさーん？





ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

「舞花ー？？」






『待って今行くー！』





完全に近所迷惑…。





ｶﾞﾁｬ



「舞花、…って え！？顔真っ赤だよ！？ どうしたの！」




あなたのことを思い出して赤面してましたって言わなくちゃいけないですかね。




「叫び声もあげてたし、何かあったの？」




『え？ そ、そんな。 なんにもないよー』




なんて、嘘をつくこの口。


まぁ、この場合はいいでしょ。


恥ずかしいしね。

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