69話 ページ20
舞花side
真冬とゆったりとした時間を過ごしていると、なんだか騒がしい声が聞こえてきた。
『私たち以外にも人いたんだね』
「ねー、びっくり。
僕らと同じでカップルかも」
『結構雰囲気いい感じだもんね。
うん。人気そうだな〜』
なんて話しながら、さっきの告白の時に静かでよかったと心から思った。
『あ、そうだ。帰りにスーパー寄らなきゃ。
ちょっと遅くなっちゃうかもだけどサバの味噌煮作っていい?』
「いいよ〜。楽しみだなぁ」
『じゃあ真冬の部屋でいいかな?
ちょっと今家散らかっちゃってるから』
軽く雑談をしながら、ケースを泳ぐ魚達を見る。
時間がゆっくりと過ぎていっているような感じがして、とても不思議な空間だと思った。
.
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ふと、時間を確かめると、、
『あ! もう閉館時間じゃない?これ』
「え、あ、ほんとだ!
じゃあ出よっか。」
.
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.
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.
『さっむ…!』
外に出ると、夕方ということもあって気温が低く、冷たい風が吹いていた。
「寒いねぇ…
そうだ、あったかいココア飲まない?」
『飲む飲む…!
…えーっと。…あ、あった!』
近くにあった自販機へ急いで向かい、ココアを購入。
「ちょっと座って飲んでから行こうか。」
ベンチの方まで歩いていくと、人影が…
『ねぇ、真冬 あれさっきのカップルさんかな?』
薄暗くて顔は見えなかったけれど、二つの人影が見えた。
その近くにしかベンチはなかったので、邪魔をしてしまうようで申し訳なかったが座ることにした。
向こうはまだ気づいていないようで、話を続けていた。
どうやらゲームの話をしているようで…
ベンチに近づくと二人は気づいたようで少し小声になった。
…すると、、
?「あれ!? まふくん!!??」
?「…え、まふまふ?」
あれ、この声…
「「……あ、、」」
?「ご、ごめんなさい…」
?「…俺も完全に忘れてた、、」
ま「え、そらるさん!?あ、天月くんも!?
…珍しいね、二人きりでなんて!」
や、やっぱり、、
そ「…いや、ちょっとな、チケットがあったから行くかってなってさ、、な?」
?「そ、そうそう、」
この方って…
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.
『え、、天月さん!!!????』
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Loi -ロイ-(プロフ) - ぴぃさん» ほんとに最近ぴぃさんに支えられてます(。-人-。) これからもお願いします!w (2017年12月22日 21時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - Loi -ロイ-さん» ありがとうを言わなきゃいけないのは、私のほうですよ! いつも面白いお話、本当にありがとうございます。 これからも応援してます! (2017年12月21日 23時) (レス) id: 7a2a1d1f1a (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - 海月さん» ほんとですか! ちょっといきなりキャラ変わっちゃったかもって不安になって更新出来なかったんです…。気に入って頂けているみたいで、明日からまた頑張れそうです! (2017年12月21日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - ぴぃさん» よかったε-(´∀`*)ホッ いっつも暖かいコメントありがとうございます! (2017年12月21日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - まふくんのSいいですね(真顔)でも天月さんも若干Sになってた…(( 続き楽しみに待ってます!! (2017年12月21日 18時) (レス) id: a6d9ce78d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loi -ロイ- | 作成日時:2017年11月16日 7時