...こういうことしていいんでしょ？［まふまふ］

３３話 ページ34

まふまふside





「そんなの、男として意識させればいいんじゃないの？」




『今は僕舞花さんにとって男じゃないんですかね。』




「そうじゃなくて
佐野さんは、お前のことを恋愛対象として見てないんじゃないかなって。」





『そう、ですかね 』






.






今僕はそらるさんの部屋で悩み相談に乗ってもらっている。


舞花さんと恋人関係になるための相談。







『僕のこと相川真冬としては見てるんでしょうか…』






「え？」






『まふまふ としてしか認識されてない。とか。』





「その心配はいらないだろ。 佐野さんはそんなふうにお前と接するようなやつじゃないと思うよ。ちゃんと真冬としては見られてる。」





そらるさんがそういうなら そうなのだろう。




でも、そう だとしても





『どうしたらいいんでしょうか…』





いきなり男として意識させる方法なんて






「前みたいな 作戦 はないの？」






『男として意識させるなんて、やり方 (調べかた) わかりませんもん。』





どうやって検索かけたらそんな方法出てくるのさ。





「 …まぁ、そうだな。
じゃぁ、お前が思う男らしさって何？」





『僕が思う、、ですか？』





うーん、男らしい、例えば目の前にいる人は、、





白いな。 男らしさとはかけ離れた見た目のような気も





あ！ でも 結構力が強いような



あと割と強引。 まぁ、人の話を聞かないって言っちゃえばそうなんですけど、




前にそらるさんと天月くんと坂田の4人で撮った動画
(Twitterに上がってやつ)
のときも 見返してみたら坂田の手を一回掴んだら離さなかったしそのまま強引に引っ張っていってた。






ってことは







『強引さ、とか？』




「おぉ、男らしいかも。」




『じゃぁ 強引な僕で攻めてみようかな…』




【強引】で、検索をかけよう。 そう思った時。




「いや、それは…」





そらるさんが笑い出した。





『な、なんですか？』





「お前に強引 なんてできるの？」






『もしかして馬鹿にしてます？』






「違う違う
お前優しいから強引とか想像出来なくて」





むむっ…


あ、でもでも！






『ギャップ、狙えるってことですよね！
じゃぁ僕は早速作戦考えてきます！』







そう言って僕は自分の部屋に帰った。

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