【そらる】だったら、覚悟しとけ。 〜リクエスト短編集〜

＊無意識惚気 (ももりんごさんリクエスト) ページ37

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まふまふside





今日はそらるさんが家にゲームをやりにくる。





幸い作業も終盤だし、終わったら気分転換に一緒にゲームなんてのもいいかな。






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ピーンポーン







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玄関まで行くのが面倒で、鍵あいてるから入って と、メッセージを送った。


我ながら引きこもりの鑑かと思う。


しばらくして聞こえたドアノブを捻る音。



スリッパを履いて、ぽすぽすと歩く音が近づいてくる。







ガチャ






「作業中だったのか。」



『はい、でもそろそろ終わるんで後30分くらいしたらゲームできますよ。』




「ん。じゃあ適当にやってるわ。」




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ー30分後ー



『あ、マ○カー！
これ何戦目です？』


「もうそろおわる」


『じゃあコーヒー入れてきます、砂糖欲しいんですよね？』



「うん。よろしく。…うそだろ」



青甲羅飛んできたっぽいな…



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『はい、ここ置きますよ』



「あ、頂戴」



ほい、と言って渡すとすぐに飲み始める。



『え、そらるさっ』



「あっっづ！」



勢いよく流し込んだコーヒーの熱さに驚いて、そらるさんのコップは傾いた。




『あーあーあーあー、、

何やってるんですかもー。

沸かしたばっかなんですから熱いに決まって…』



「ごめん、いつも丁度いい温度だから」



『…知りませんよそんなの』



え、なに今の。

サラッとAちゃんと比べた？




「ごめんってそんな怒んないで。拭くから」



僕のリア充嫌いを知ってるはずなのに、僕が怒っているポイントに気づかない彼。

無意識だったんですか。







その後も…




『今日なんで家に来たんですか？ゲームだったら１人でもできるのに。』


「え、１人きりの部屋でゲームって寂しくない？」



いや今まで散々１人でゲームしてきましたよね。




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『お昼ピザ頼みますよー？』


「……あ、そっか。了解」



なんですかその間は。
Aちゃんならお昼は作るかもですけど我が家は出前ですよ？？




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PM4:00


「あ、俺そろそろ帰らなきゃ」



『Aちゃん6:00に帰ってくるんじゃないんですか？』



「そのはずだけど、多分あいつ早く帰ってくるから。」




……







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リア充を撲滅したいと強く強く思った日でした。







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