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翌日___



首領から任務をもらった。



探偵社に潜入し、太宰を引き戻す。



難易度高い任務。



太宰を戻すためなら何をしてもいいと言われた。



挙げ句に首領の権限まで渡そうとしてきた。



流石にそれは受け取らなかったけど。


________________________

首領は何故あれほど太宰に固執する?




私も太宰と同じ時から森さんといるはずなのに。




わかっている。





私と太宰は確実に違うところがある。




私は冷酷ではないし、仕事もあまりできない。





何より、「女」であること。





森さんは合理的主義者だ。





性別で仕事を決めるような人では無いけど。





太宰が私に執着するから。




森さんにとって私は邪魔なのだろう。




だから私はプライベート以外では関わらないようにした。





太宰がマフィアを抜け、私は記憶を失った。





でも、劣等感が消えることはなく。




いつも何かを忘れていることに苛立っていた。






_______________

「新入社員のAだ」

探偵社員の国木田独歩が私のことを軽く紹介する。


丁度太宰が帰ってきたときに。

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作者名:零華 普 | 作成日時:2022年9月12日 9時

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