【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。

拾漆話 ページ18

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『ごめんくださいませー』

「ごめんくださいませー。ごめ……全然誰も出てこねぇわ」







蝶屋敷に着いたものの







『どなたもいらっしゃいませんね』

「勝手に上がるのもなぁ……」

『お庭の方に回ってみますか？』

「お前自分で歩けよな」

「すみません。ほんともう体中痛くて痛くて……」

『お爺さんみたいですね』

「あっ、いる。人いる」

『あっ、カナヲちゃんじゃないですか。カナヲちゃーん』

「お前だけだよ、胡蝶様の継子である栗花落カナヲ様を名前で呼べるのは」







すごいんだか何だか……と漏らす後藤さんに竈門くんが聞き返す







「ツグコ？ツグコって何です……か……」

『継子っていうのは柱が育てる隊士のことです相当な才能があって優秀じゃないと選ばれないんですよ』

「女の子なのにすげぇよなあ」

『しのぶさんの申し付けにより参りました。御屋敷に上がっても……』







ニコニコだ


ニコニコしている







『えーっと……』

「どなたですか！！」

「いえっあのっ胡蝶様に……」

『えっと、ってあれ？アオイちゃん』

「Aさんでしたか……ということはもう一人のお方も隠の方ですね。背負われているのは怪我人ですね。こちらへどうぞ」







スタスタキビキビと早足で歩いていくアオイちゃん


ちょっと待ってよ


早いって









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