その39 ページ40
こ「昔のことを思い出しているのですか？」
A『………。』
審神者は長居は無用と判断したのか、粟田口の部屋には入らずそのまま立ち去った。
こ「………お辛いですか。」
A『………むっちゃんたちがいるから、辛くないよ。……それに、昔のことを思い出したら、悲しむのは私じゃなくて、むっちゃんたちだから。』
こ「左様ですか………」
こんのすけは審神者の隣を歩きながら、いつか、審神者が笑ったりする顔が見れればいいですね。と思っていた。審神者部屋の前についた審神者たち。
こ「では、わたくしはこれにて失礼します。主様、陸奥守様たちによろしくお伝えください。」
A『はーい……』
こんのすけは消え、審神者は部屋に入ると陸奥守と小夜がいた。
陸奥「おー、かえってきたがか！」
小夜「おかえり……主。」
A『ただいま。……』
審神者は陸奥守と小夜に抱き締められたり、頭を撫でられた。陸奥守と小夜は満足かもしれないが、審神者は何かが足りなかった。審神者はこの感じがよくわからないまま、夜を迎えた。
陸奥「ぐが〜………zz」
小夜「………スースー…zz」
A『…………。』
審神者は眠れなかった。別に陸奥守のいびきが煩いとかではない。ただ眠れなかったのだ。ちなみにいびきは慣れてしまった←
審神者は部屋から出て縁側に出る。
「A………A……」
A『…………。』
審神者は両親「だった」人たちの声が聞こえた。暗いくらい廊下の奥から何かが這いずってくるのだ。それはもはや、人間の形を維持できていなかった。
「A……わたし…たちの………もの……おいで……オィで………おィデェえェ！！！」
人間でもないそれは審神者に飛びかかってきた。手のようなものが審神者に伸ばされたとき。
石切「……厄落としだ！！！」
青江「……笑いなよ、にっかりと！！」
石切丸と青江が審神者に伸ばされた手のようなものを斬った。石切丸は大太刀を構え、青江は審神者を抱き抱える。
石切「青江さん、主は」
青江「………無事だよ。」
青江はあやすように背中を擦ったり、頭を撫でたりする。審神者は青江に抱き抱えられながら、石切丸をみる。
石切「君が望むなら切り捨てるけど、もしかしたら、説得できるかもしれない……」
青江「話し合いなんて要らないと思うんだけどなぁ？……」
石切丸はその人ではないものに話しかける。
「……おいでオィで………A……おいでオィで……………」
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
