【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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担任「では皆さん！いい夏休みを！さようならー！」


「「さよならー！」」




ハイテンションな担任の声とともにチャイムが鳴り、クラスメイト達は次々に教室を去っていった。はやっ




『友美、かえr』


◯◯「Aさん、一緒に帰ろう！？」


友美「み゛っ？」




友美さん？その声はなぁに？あと助けて？




『え、と…部活は？』




◯◯「今日は休みなんだ。話したいこともあって…良かったらどう？」




『えっと、ごめん。友美との約束があって…』




私は友美の方を向きながら言うと、◯◯君？という人はムッという顔になって私の手首を掴んだ。えっ？




◯◯「途中まででいいから！ね！」




『ご、ごめん…本当に無理なの』




なんか、この前と性格違くない？遊んでるだけならやめて欲しい…




友美「もーっ！◯◯君さぁー、私のこと無視しないで！あとしつこい男は嫌われるよ！」




『友美…』




ごめん、空気状態だったね…。
というより、私も早く帰りたいんだよなぁ。センラさん、もうついてるかな




『あの、校門に待たせてる人がいるからもういいかな。』




友美「ということだから！ばいばい！」




◯◯「え、ちょっ！」




友美にまたもや腕を引かれ、教室を後にした。
はぁ、男運なさすぎなのでは…？




友美「Aもハッキリ言いなよ…」


『ごめん…』




後でお礼にジュース奢るね…




友美「そういえば門番に待人がいるって言ってたけど、本当？」




『本当だよ。』




友美「えー、絶対嘘だぁーっ！」




『本当だよ…』




なんで聞いてくれないの…。
靴を履き、友美と生徒玄関から出ると、校門に女子が集まっていた。




友美「…A、あんたイケメン待たせてたの？」




『ぁー、んー…』




そうだ、あの4人顔整ってるから1人でもいればああなるのか…
スルーしちゃダメかな


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