【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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パァンッ


『おぉーっ、まふまふさん凄い』


ま「えへへーっ。はい、これあげる」


『いいんですか？』


ま「うん！」




まふまふさんに貰ったのは、射的で取れた可愛いくまの人形だった。…勉強机に飾ろうかな




な「おっ、そらるが金魚すくいやってる。」


『センラさんもやってる』




なんか2人が並ぶと、可愛い感じがする。
坂田さんと志麻さんは…あっ、射的やってる




な「あと少しで花火が始まるな」




『ほんと？じゃあ、あと少しで終わりだね』




なるせとジュースを飲みながら、６人のことを見て話す。




『2人を預かって、どう？』




な「そうだなぁ。…まぁ、Aもだけど普段1人でいたから、賑わってて楽しいな。」




『…そうだね。』




なるせも私より前に、親を亡くしたのだ。その時は、私と親が「一緒に住もう」と聞いたのだが、なるせはずーっと断った。…あの時は、嫌われてるのかな？って思ったなー。




『…ごめんね、何もできなくて』




な「いーや、お前とお前の親には感謝してるよ。
ご飯とか作ってくれたり、素材とかもくれたりしたろ」




『まぁ、殆どお父さんの失敗作だったけどね』




な「ははっ、確かに。でも野菜炒めは美味かったなぁ」




『お父さんのご飯、それだけは美味しいからね』




な「それだけかぁ」


『それだけだよ』

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