【l.u.z】Pina Colada【セ.ン.ラ】

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｢てんちょー、予約の方が来ました〜！｣
｢店長！酒の数が少なくなってきました！｣
｢うひょ〜！お金が多い〜！((｣




午前中より比べものにならないくらいくらいの女性の数。
午後…いや、夜は酒を飲みたくなる者、男を求める者が多くなるため当店は人でいっぱいになった。




『ご来店ありがとう御座います。
どなたをご指名ですか？』




｢えっと……｣




名簿を見せると、あせあせとする女性。
たぶんこういう場所に来るのは初めてなのだろう。




『ここに来るのは初めてですか？』




｢は、はい……｣




『それならこちらへ。』




近くにあった椅子に女性を座らせて話を聞いた。
この人は、話を聞いてもらいながら酒を静かに飲みたい、だそうだ




『それなら……』


｢俺が担当するよ｣




『luz……』




店の奥から歩いてきたluz。
担当していた者が帰ったのだろう




『お客様。こちらの者が担当するのですが……』




｢は、はい……っ。よ、よろしくお願いします！｣




『(ぁ〜、こりゃ惚れたな…)』




顔を真っ赤にさせてluzの横に並んで行った女性。
何も考えないで再びあそこに私が並べたら……




『って何思ってんの私っ！？！？』




真っ赤になった自分の顔を思いっきり叩いて、仕事のことだけを考えた。




｢………｣




それを見ていたセンラに気づかずに。

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