買われて飼われた。【浦.島.坂田.船】

飼って ページ15

Senra.side




ご飯を食べ終わって自分の部屋に戻って本を手にして考える。……なんかうらたんと人間ちゃんの様子が可笑しかったなぁ




せ｢センラの勘違い…？｣




し｢センラ、入るで｣




ドアがノックされ、入ってきたのは志麻くん。許可する前に入ったやん




せ｢どしたん？｣




し｢いや、うらたんとAの様子が可笑しいと思ったんやけど、俺だけかなって｣




せ｢…いや、センラも思ってたんよ。たぶんやけど話したんとちゃう？｣




し｢……やっぱそうだよな｣




前飼っていた人間の話をうらたんが話したとすれば納得がいく。何かあればうらたんは少し無口になるし、Aちゃんは坂田に呼ばれても反応しなかったし…




｢オジャマシマス。オトドケニマイリマシタ｣




し｢…そらるさんのニンギョウやんか｣




せ｢届け物ってなに？｣




そして渡されたのは黒く青いスタンプが押してある手紙。




｢タシカニオワタシイタシマシタ。
デハシツレイシマス｣




ニンギョウはそう言うと消え、センラの手元にある手紙のみが残った。




し｢そらるさんからってことは…｣




せ｢…毎年恒例の祭りの招待状は時期が違うから確実にアレのことやね｣




手紙を開くと、文字が浮かんび読むとやはりお呼び出しのことが




せ｢…明日、行こか｣




し｢わかった。他のやつにも伝えてくる｣

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