買われて飼われた。【浦.島.坂田.船】

飼って ページ11

Uratanuki.side




Aに頼み事をしてリビングに向かうと、やまだとまーしぃが珍しく遊んでいた。




う｢俺からは坂田に何も言ってねぇから言うことがあるなら自分で言えよ｣




し｢別に言う事なんて無いわ｣




せ｢まぁ、俺は知らんって廊下で大声出すくらいだしなぁ｣


し｢え、き、聞こえてたん？｣


う｢ばりばりな｣




｢うわまじかはずっ！！！｣と言って玩具を振り回すまーしぃ。やまだが遊びずらそうだからやめろ




う｢……ちょっともう一回様子見てくるわ｣




リビングから出て坂田の部屋に入ると、坂田はAに抱きついて2人とも眠っていた。そりゃもう幸せそうに




う｢俺達なんて寝なくてもいい体なのにな…｣




寝なくても食べなくてもお風呂に入らなくても俺達は何もせずとも生きていける体で、何一つ変化はない。
人間を飼ったら手本としてやっているだけで、本当は何もしたくない((




う｢なんて言ったらセンラに怒られるんだけどな｣




坂田とAにブランケットを掛けて部屋を出ると、まーしぃが壁にもたれて立っていた。おー、様になってんなぁ((




し｢何してたん？あいつら｣




う｢昼寝。で？まーしぃは何しに来たん？｣




揶揄うように笑いながらそう聞くと、まーしぃは少し顔を赤くして｢べ、別に気になっただけやわ！｣と自室に戻る。素直じゃねぇなぁ




う｢謝るなら早めに謝れよ。俺達だって気長に待てる性格じゃねぇの知ってるだろ｣




俺達とは俺とセンラのことで、意外とセンラは短気で身内にはかなり怒るタイプだから誰かと喧嘩するとセンラによって怒られる。




し｢わかっとるよ｣




閉まったドアの先から少しか弱い感じの声が聞こえて、まぁ心配ないかと思ってリビングに戻りやまだと遊び始めた。

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