４人の鬼さん達に買われまして【浦.島.坂田.船】

鬼が７体 ページ7

う｢この城について何処まで知ってる？｣




『えっと、坂田さんから聞いたのは…部外者が入ると弓が射られることや、１人１人自分に合った金棒がある…しか聞いてないです。』




せ｢ふぅん…。それぞれの個室については？｣




『聞いてないです』




そう言うと、２人は少し悩んで顔を合わせて頷いた。




せ｢Aちゃんは賢いみたいやし、一言いっておくわ。忠告。

それぞれの個室には絶対に入らないこと｣




センラさんは人差し指を唇に当ててそう言うと、にやりと笑って部屋から出て行った。…フラグでは？((




う｢俺からの質問は終わり。次、A｣




『えっと、貴方達は鬼なんですよね？ご飯って…』




う｢あぁ、鬼だな。飯は…もう気づいてるんじゃねぇの？俺らの食いもん…｣




うらたさんは私の体の横に片腕を置くと、ずいっと顔を私の足に近づけてきてペロリと舐めた。




『……っ！』




う｢俺らの食事は……人間の血と肉だってこと｣




緑色の目を見詰めていると、話した顔をもう一度近づけて鋭い歯がきらりと光った。…食べ、られる…！




う｢イタダキマス｣

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