Whitelady ページ8
*
本�發�らの連絡が無かった。ここ3日くらい、1度も無かった。そしてこんな日が来てしまった。クリスマスだ。陰キャの矢花にクリスマスを過ごす相手等居るはずなく、いや、アイドルなのだから居たら駄目なんだけど。まあともかく今野はどこかへ行ってしまって、嶺亜や大光、琳寧は3人で旅行。
外から聞こえる声が、煩い。普段だったらそこまで気にならないのに、虚しいからなのか。なんで聞きたくもない声が聞こえてしまうのか。「だかさん」からの連絡を待ってしまうのか。「だかさん」は今何をしているのか。「だかさん」は俺とは違う寂しさを埋めてくれる相手と過ごしているのか、なんなのか分からない。でも、なんでもいいけど、「だかさん」と過ごしたいと嫌でも思ってしまう。
インターホンが響く。そういえば、妹は友達と遊びに行くとか言ってたっけ。はあ、俺だけじゃんと矢花は息を吐きながらベッドで寝腐ろうとする。そんなはずだったのに、次に響くのは矢花の部屋のドアをノックする音。「あの子寝てるかもしれない」と言う母の声。「大丈夫ですよ、僕が無理やり来ただけなので。」と言う、誰かの声。誰かなんて言ってるけど本当はわかってる、ずっと、今、さっきまで、頭の中を埋めていた人。
「やばな……来ちゃった……」
なんでだろう。なんでいるのか、考えるが分からないし、本�發狼い砲擦坤好沺璽肇侫�ンをいじっている。スマートフォンくらい自分の部屋でもいいじゃん、と思うが、でも、クリスマスに会えたことが嬉しくて嬉しくて堪らない。
「だかさん、もっと、大切な人と過ごせばいいじゃないですか……クリスマスくらい、俺じゃなくても っ 」
「なんで？来ちゃダメだった？俺にとってやばなは大切な人だよ。それに、矢花と過ごしたかったの。」
ああ、本�發亘榲�に狡い男だ。そんな顔をして、そんな言葉を言えば男が、矢花が、堕ちてしまうことを知っている。だから、それだから、もういい。いっその事溺れてしまいたいってまた思ってしまう。
「ごめんなさい、だかさん。」
ぽつりと呟いた言葉をおいてけぼりにして、本�發般隹屬鷲�屋を出る。
クリスマスはまだはじまったばかり。
ー矢花黎ー
本�發謀�れたい。
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標(プロフ) - 名無しさん» はじめまして！素敵なコメント有難うございます。これからもよろしくお願い致します！ (2021年7月23日 21時) (
レス) id: e78a000e6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いております。主様のペースで無理せず更新なさってください！応援してます(^^) (2021年7月23日 12時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
標(プロフ) - 奈々さん» コメント有難うございます！私も奈々さんの作品を読んで、紫緑がより好きになりました(^^) (2021年4月14日 13時) (レス) id: e78a000e6e (このIDを非表示/違反報告)
奈々(プロフ) - この作品で白緑が大好きになりました！続き楽しみにお待ちしております。 (2021年4月12日 3時) (レス) id: 514e0f8434 (このIDを非表示/違反報告)
標(プロフ) - 雅さん» コメント有難う御座います。これからも週2程度で更新する予定なので、良かったら最後まで読んでください！ (2021年2月27日 18時) (レス) id: e78a000e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：標 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kiyo0630201/
作成日時：2020年12月15日 11時
