2話 ページ3
厚)「なぁなぁ、さっきからこの辺りが、鳴るんだけどよぉ…故障なのか？」
あ)「あぁ、それは"お腹が空いた"んだよ」
厚)「へぇ！腹が減ったのって、こんな気分なんだな！ははっ。あ、じゃあ、ここがムズムズするんだけど…」
あ)「それは"尿意"だね。トイレ、そこだから、いっといで」
厚)「といれ？」
あ)「…知らない？え、知らない！？便座の上に座ってするものだよ？」
厚)「へぇ、何を？」
ダメだ。
噛み合わない。
この子、何もしらないんだ。
…記憶喪失？
こ)「厚藤四郎様、私が教えて差し上げます！」
厚)「助かるぜ！」
2人がトイレに行った間、私はご飯の準備に取り掛かった。
式神、はご飯いらない…のか？
とりあえず、2人前のチャーハンを作る。
厚)「といれって、厠の事だったんだな！」
こ)「くんくん。なんと香ばしい香り…！」
厚)「あ、大将ー！何やってるんだ？」
あ)「料理、作ってるの」
厚)「料理…？自分で作るのか？」
あ)「そりゃあまぁ」
厚)「すげぇ！」
…そんな、キラキラした顔で見られてもねぇ。
あ)「…たぁんとお食べ！」
厚)「いただきまーす！」
可愛いかよ、この野郎。
流石中学生男子って所か。
ガツガツ食べる。
こ)「…私めには？」
あ)「ハムでいい？」
こ)「…まぁ、ありがとうございます」
あ)「まぁってなんだよ、まぁって」
失礼な狐だ。
私の分も皿にのせ、同じように食べた。
久しぶりの誰かと食べるご飯はーー
あ)「ほら、厚くん、慌てない。お茶も飲むんだよ」
厚)「おう！」
慌ただしかった。
あ)「話の続きをしようか」
こ)「勿論でございます！…時は2205年」
あ)「ちょっと待った。え、2205年？随分と先の未来じゃん」
こ)「はい。私は、未来からやってきた式神でございます。…その年から始まりました。歴史改変を目論む"歴史修正主義者"によって、過去への反撃が始まりました」
れきししゅうせいしゅぎしゃ。
長ったらしい名前が、とりあえずの私の敵らしい。
こ)「時の政府は、それを阻止するために、貴方方審神者を各時代へと送り出すようになったのです」
あ)「私の他にもいるんだ」
こ)「はい。審神者は年々増え続けています故。審神者…貴方方には、『物の心を励起する技』があるのです」
あ)「物を…」
厚くんを見ると、きっちり正座をし、私の側にいた。
まるで、主人と家臣みたいな…
こ)「その技によって生み出された付喪神が『刀剣男士』と言います」
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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (
レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！ 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです！！夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2018年7月17日 21時
