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1話 ページ2

この世界の話をしよう。
現在、日本には7人の王権者とその下に集ったクランズマン達が存在する。

白銀の王、黄金の王、赤の王、青の王、緑の王、灰色の王、そして無色の王だ。

私達が知る王は、赤の王、周防尊が率いるチーム吠舞羅と、青の王、宗像礼司が率いるセプター4である。

とりとめ目立つ2組の王は、度々ぶつかりあっていた。
だから知っているのだ。

私達、一般の人でも。
そう。

だから私みたいな平凡な大学生なんかが、"大将"なんて呼ばれるはずが無いのだ。
ましてや、ソレを…

日本刀なんかを、人に形成できるはずが無いのだ。
これはきっと、何かの間違えだ。

間違えに間違えを重ねた、間違えしかないのだ。
だから。

こんな状況、ありえないっての!




あ)「…で、君は何モノだっけ?」

「だーかーらー、俺は厚藤四郎。刀の付喪神って奴。で、大将は俺の主って事!」

さっぱりわからない。
わけがわからない。

…意味が、わからない。
彼は刀の付喪神?で、私が主?らしい。

あ)「あーっと、とりあえず、厚くん。えーっと、お家は何処かな?」

厚)「大将…何もわかってねーんだな…」

ため息つかれた。
7も離れてそうな子に。

2人して途方にくれてると、ポンっと音がした。

「おめでとうございます!貴方は審神者に選ばれました!」

狐。
が、喋った…?

あ)「…だめだ。今日は朝から調子悪かったんだった。もう日が暮れたし、帰って寝るかー」

「お、お待ちくださいませ!幻覚ではありませんよ!?あ、ちょっと!」

厚)「大将ー、ちょっとは聞いてやろーぜ」

あ)「…はぁ」

「ため息つきたいのは、私ですからね!?」

狐に怒られた。
変な顔をした狐に。

「ん''ん''。…審神者様、今から説明しますので、とりあえずーー帰りませんか?」

あ)「はぁ、」

どうやら、変なものに取り憑かれたらしい。
何故だか家路に帰る私と、隣で物珍しそうに見ている厚くんと、肩に乗ってくる狐を見て、そう思った。




あ)「…つまり、私は"審神者"になったから、歴史を守ってほしい?」

「そう言う事になりますね」

狐の名前は、こんのすけ、と言うらしい。
変な名前。

それから狐が変な顔で、喋れるのは、式神だから、らしい。
何それファンタジーかよ。

ついでに歴史を守って欲しいと言われた。
…なんでもアリかよ。

あ)「で、戦うのは厚くんで、私はモノを顕現する力を持ってると」

こ)「その通りです!」

はっ。
…笑っちゃうね。

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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます! ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります! (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます! 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります! (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです!!夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーこ | 作成日時:2018年7月17日 21時

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