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『はぁ、迷子だ、、』




慣れない土地でとりあえず歩いてきた僕は夜道で帰り道を見失ってしまった




『何してんだよ、、』




独り言を呟き目に付いた公園のブランコに腰を下ろす




これからが不安だった



僕にとって大切なのは母親だけで



もし、この先、母さんが見つからなかったら、




そんなことを考えてしまう






さすがにない。母さんは僕のことを探しているはずだ





必ず





心の中で言い聞かせる





こうでもしてないと持たないからさ




と思いながら下を向いていると





「あ、あの、、」





声をかけられふと顔を上げる


そこには同い年くらいの女の子が立っていた






『はい?』





「こんな所に1人、どーしたんですか?」





黒髪のボブくらいで160もない身長くらい



目がぱっちりしてて、くら闇の中でもわかる肌のしろさ






『いや、べつに……』






ぶっきらぼうにこたえる



すると女の子は




「ここら辺じゃ見ない顔引っ越してきたの?」




『ん……』




知らない人と話すのは苦手でしかも女の子




「じゃ、迷子?」




図星をつかれびっくりする




『………』




「図星なんだ」



と言いながら肩を揺らして笑う女の子



『わらうなよ…』



そっぽを向きながら僕は言った




「どこに行きたいの?」




と、聞かれたので僕は




『コンビニ…』




「じゃ、案内してあげるよ

ほら、いくよ!」





そう言って歩き出した女の子


僕はそれについて行くように女の子の隣を歩いた




どんどん暗闇を歩いてひとつの奥の方にあかりが見えた



その灯りに向かって一直線にあるくと直ぐにコンビニついた




『こんな近くに………』




すると女の子が寒そうに肩を上げててにいきをかけていた



よく見ると長袖1枚とスウェットのズボン1枚




僕は自分の着ていたアウターを脱いでその子の前にだす





『これ…着なよ…』


「いいよ。君も寒いでしょ」


『いいから…』




僕は無理やり女の子に渡すと笑顔で



「ありがとっ」


と言った


その笑顔が母さんに似ていて僕は思わず見つめてしまった



「大丈夫??」




『…ん、あ、うん、、あ、ありがと…もう大丈夫だから』




「そう?分かった。上着ありがとね」



そう言って手を振っていなくなった女の子





やっぱりどこかしら母さんに似ていた

。→←。



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中島侑李(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きで毎日の楽しみでした!もしよかったらなのですがJUMPのメンバーそれぞれが父親になって子育てをする作品を書いて頂きたいです! (2020年3月25日 0時) (レス) id: 1f8c90ab72 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪だるま | 作成日時:2020年2月6日 23時

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