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ページ17

母さんがいた





「っ、またあなたですか、」





こないだのことを怒っているのか眉間にしわをよせていた





『………でも、僕とあなたは親子なんです、


僕はあなたから、生まれてきたんです


あなたは僕のっ………』





僕ははっと気づき口元を手で押えた





この、母さんの顔





また、幻滅されて、嫌われた





そして、母さんは言った





「あなたなんて知りませんし、こないだ初めて会いました。

それに、私の子供は1人だけです」





母さんは僕のことを否定していく





まるで、今までの思い出がなかったかのように





1ページずつ、消しゴムで消されていくような感じ







僕の存在自体もなかったかのように







『そんなことはないっ……!


僕と母さんがすごした毎日は嘘なんかじゃないって………!!



確かに、確かに過ごしたんだっ…!!』





「わたしが?言いがかりやめてください。
こないだからなんなんですか。

何がしたいんですか。

わたしはあなたを知りません。

何度も言いますがあなたは私の子供じゃありません!!!」



冷たい目で僕を見つめる



そんな目、初めて見た




ブチッと大きな音を立てて何かが壊れていく





母さんだけが、生きる希望だった






母さんがいてくれてるから僕は必死に今まで生きてこれたんだ






それなのに、"あなたは私の子供じゃない"







たった一言で僕の全てが崩れ去って行った







母さんから貰った愛情が、優しさが、温かさが







ぜんぶ、全部、壊れて行った







それでも、諦めきれてない自分がいて






母さんに歩み寄り、母さんの肩を掴んで叫んでいた






"思い出せ、思い出してくれ"って







それでも母さんは僕の存在を否定して、覚えていないと言い張った






それから、僕は気づけば警察署にいた

。→←。



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中島侑李(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きで毎日の楽しみでした!もしよかったらなのですがJUMPのメンバーそれぞれが父親になって子育てをする作品を書いて頂きたいです! (2020年3月25日 0時) (レス) id: 1f8c90ab72 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪だるま | 作成日時:2020年2月6日 23時

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