先輩と後輩 番外編 -Daiki.A-【完結】

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急にそんなこと言われるなんて思ってなくて、
持っていたスプーンを無意識にお皿に置いて膝に手をおく。








大貴「ちょうど1年前のAの誕生日に先輩と後輩を終わらせたいって伝えたね。



それから彼氏と彼女になって毎日すげぇ幸せで。



こんな日々がずっと続いてくんだって。



でもワガママな俺はもっと欲張りになって。」







こっちを見たり、目をそらしたり。


所々ふふって笑ったり。にこにこしたり。


その顔に合わせて私も笑ったりしてみる。




彼のまっすぐな気持ちが嬉しくて。









大貴「同僚とか、知り合いとかに"俺の彼女"って紹介するのがもう嫌なの。





今度からは"俺の奥さん"って。そういいたい。」









うんうん、と頷きながら聞く。




出会った頃から変わらない、その優しい目と言葉で
胸が熱くなる。




瞬きをするたびに涙がぽろぽろおちてきて









大貴「出会った頃と変わらず、いやむしろ大きくなった。





Aのことがすごく好き。







俺と・・・結婚してください。」









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