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*
Aside



「…Aは強くない。一端の薬剤師ぐらいがちょうど良い身分だよ。

ハンターにだってなるべき器じゃない。俺は幼い頃からお前と一緒にいるんだ。

お前の事は全部わかる。お前がとるべき判断も、だ。」

「い、イルミ…?」


ギタラクルさんの姿のイルミは私の肩を掴んだ。そうしてこう言う


「A。ゴンと関わるな。」

「え?なんで…?どういうこと、あの子はただ私のこと褒めてくれただけなのに…?」

「ゴンはAを悪い方に感化させる」

「何でそんなのわかるの」

「言っただろう?俺はAと長いこと過ごしてるからさ」

「悪い方って、具体的にどういう事」

「戦闘や殺し。自分の力を過信しだす。」

「…。可能性があるだけで、必ずしもそうなるわけじゃないでしょ。

それにゴンと関わるのは別に私の自由。」

「じゃあ最終手段だ。ゴンを殺す」

「は…?」


驚きが無意識に口から漏れた。ダメだ。知り合ったばかりの男の子を殺すなんて。

私はギタラクルさんの体に触れ、離れたところに移ってこう口出そうとした

「イルミ。ゴンを殺すな」と。でも、ギタラクルさんは私のする事が分かったのか、

首のところを手刀撃ちし、喉を潰した。


「悪いけど、君の念能力(マリオネット)は使わせないよ。

さ、ゴンと関わるのをやめるかい?」


私はその質問に喉を押さえながら頷いた。すると、ギタラクルさんは

「あ〜よかった〜、あ、喉潰しちゃって悪かったよ。」と、

私の頭を撫でた。でも、私は目から涙がこみ上げた


「うっ、うっ…。」

「そんな痛かった…?本当にごめんね。」

「…ぃっ、うっ…」


今まで私のために水族館に連れていってくれたり、

すごい優しい兄的存在だと思ってた。

でも、人との関わりを矯正される件については、許せないし、解せない。


私は声が出ないから、何にも言えない状態で、

ギタラクルさんの次の言葉に何も言うことができなかった。


「さっきは嘘ついたよ。Aの能力は確かに強い。

でも、ゴンには惹かれて欲しくないんだよね。俺のところにずっといて欲しいし。」


24歳のイルミがやきもちか、なんて言いたくもなるけど、

イルミは多分幼い頃から私と過ごしてきたから、長い間自分と親しかった相手を

そんなすぐに取られたくないのかもしれないし、

本音でずっと一緒にいたいのかもしれない。

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豚バラ - 読んでみたらメッチャ面白い!読んでてワクワクします! (2019年12月13日 21時) (レス) id: 61753fbb81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卣秦 | 作成日時:2019年11月20日 0時

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