ありがとう ページ7
やっぱり人と話すのって疲れてしまう
常に相手に興味が無い
会話が続かない
転校して２日目 私はノックダウン。笑
喉がかわいて目が覚めた私は
重い身体を無理矢理、起き上がらせた
運の悪いことに男の人が座っているではないか
しかも何故か私の方を見てくる気がする
何？お願い、見ないで..
本当に人に慣れてないんだな〜私。
平然を装いソファーに座る
「あの、さ..Aさん？僕のこと知ってる...？」
彼はわたしに言った
知りませんけど。
心の中で思いっきり突っ込んだ
皆なら言葉に出来ただろう
でも私は
「...えっと..有名人か何か..ですか？」
相手の目も見ずにぶっきらぼうに言った
...ああ嫌われた
かろうじて先生達は笑ってくれていたけど
愛想よく話すことができない
ごめんなさい、悪気はないです...
先生がいれてくれたお茶を
彼が返事するのを遮るように一気に飲んだ
「もう１度寝てきますね」
何か言いかけた彼を無視し
ベッドへ小走りで向かい勢いよく
布団をかぶったのはいいが
寝れるはずもなく。
寝たふりをした
「Aさんって...」
彼の声が聞こえた
自分の名前が出たからか
ドキドキして余計に寝付けない
絶対悪口いわれるよ
愛想ない奴〜とか
暗いよな〜とか
話にくい〜と..か
けど彼は
「おもしろい子だね^^」
妙なことを言ったの。
思わず寝返りをうつ
気になって気になってバレないように
そっと隙間から覗いてみた
彼は 微笑んでいた
何故？
不思議で不思議で。
目をつぶっても彼の笑顔は消えなかった。
ーー
気づかないうちに寝ていた私
さっきの言葉と笑顔が頭から離れない
夢じゃないんだ
開かない目を無理矢理見開いて大きく伸びをする
そろそろ起きようなーんて思っていたのに
横にいたんだ。彼が。
私の横で椅子に座り寝ていた
変な人..
けれど彼の寝顔に見入ってしまう自分がいて。
「...？」
「あ。」
あってしまった目線を
必死に逸らし
何事も無かったように膝を曲げ
抱え込むように座った
緊張でどうにかなりそうな私
「もう少し僕寝てるね」
そう言ってくれた
後になって分かったことだが
私が人とうまく関われないことを
先生たちが軽く伝えてくれていたらしい
彼は優しい
優しさだろう。腕を組んで目を閉じた彼
寝てないことなんてすぐわかった
"寝ているフリ"でしょう？
男の人ってこんな優しかったっけ..
「...あり..がとう」
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
